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第11話

9話
私はいつの間にか布団の中に寝かされていた
襖を開け、外の様子を伺うと
そこには38万km離れているであろう、
地球の姿が月の空には大きく青々と写っていた
あなた

ここは月?

月の使者
月の使者
目覚められましたか神楽夜姫様、
今からお父上様のところへ
挨拶に行ってください
その後は、神音様との食事会でございます


ささ、着替えを
あなた

ちょっとっ!!

私は強制的に着替えさせられ
月での私の父上だという方に会いに行った
神楽夜父
神楽夜父
まさか、我が家の名前に
傷をつけただけでは飽きたらず
帰ってきたかお前も月輝も変わらんなぁ
あなた

申し訳ございません

神楽夜父
神楽夜父
本日は、神音との食事会だったか
神音との食事会がうまくいかなければ
お前はある殿方との結婚を前提に
この家を出てもらう
このような、じゃじゃ馬娘でも
貰って下さる殿方がいてよかった
なぁ"神楽夜"
あなた

そんなに私を罵るのが好きですか…

神楽夜父
神楽夜父
そんなことはないが、仕方ない
お前は罪を犯し、
そしてこの天界に帰ってきたのだ
家の恥さらしに他ならん
月の使者
月の使者
きゃー!!
人間よ、小汚い人間が入り込んだわ
月の使者(男)
月の使者(男)
近づけるな、地上への門を開き
すぐに地上へ帰すのだ
月の使者
月の使者
でも、誰がどうやるっていうの
月の使者(男)
月の使者(男)
えぇい、誰か連れてこい
神楽夜父
神楽夜父
騒がしいな
ダッ

私は天界に人が入り込んだ
という話が大きくなっている間に
父上の前から逃げ出した





息を切らして走った
砂利の音が鳴る場所を一生懸命走った



しかし、行く手を阻まれてしまった
月の使者(男)
月の使者(男)
さあ、神楽夜姫様
こちらへいらしてください
そしてこの羽衣纏ってください
月の羽衣と聞いた時
一番最初に浮かんだのは
地上やおじいさん、おばあさんの記憶を
消してしまった
かぐや姫の中に登場するあの羽衣だった



あの羽衣はやばい
あの羽衣に捕まったら終わってしまう



今まで抗ってきたことが全部水の泡になる
そう思い月の屋敷から逃げ出した




その先に見慣れた顔だけれど、
見慣れない格好をした人



それは_____だった
私は思わず______に抱きついてしまった