今は昔、竹取の翁というものありけり。
野山にまじりて竹を取りつつ、
よろずのことに使いけり。
名をば、さぬきのみやつことなんいいける
その竹の中に、もと光る竹なん一筋ありける。
あやしがりて、寄りて見るに、
筒の中光りたり。
それを見れば、三寸ばかりなる人、
いとうつくしゅうていたり。
老夫婦に、その姿が輝くほどに美しく、
光の源のようであったことから
かぐや姫と名付けられ
3ヶ月ばかりで1人前の娘になった
かぐや姫の噂が広まると、
多くの男性が、ぜひ結婚したいと集まってきた
その中でも、熱烈な8名の貴公子との
求婚を断りきれず、
その中から1人を選ぼうとしたのだ。
そこでかぐや姫は貴公子たちに無理難題をだし、
それを持ち帰ることが出来れば結婚をします
という風に言いました
ですが、全員が無事にかぐや姫が望む品を持ってきてしまったのです。
そこでかぐや姫が決めかねているとさらに、
当代の帝までぜひ、嫁に迎え入れたい
と言い出したのです
その9人から決めかねていると
さらに5年の月日が経ち5年目の1月、
かぐや姫は月を見て悲しむようになりました。
また、月日が経ち、
秋になって1層悲しむようになり
翁は、「なぜ悲しむ」
とかぐや姫に問いかけました。
すると
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。