あれから約1週間後、、、
義勇さんが怪我で蝶屋敷に居るとしのぶちゃんから聞いた
珍しいな、、、義勇さんが怪我って
部屋はここであってるよね?
『 ガラガラ 』
広い病室、いくつも並べられたベッド
眠っている義勇さんの隣には炭治郎君も居た
椅子を持ってきて、炭治郎君の隣に腰掛ける
この前宇髄さんも捻挫って言ってたよね
捻挫の人多くない?
柱は忙しいからね、、、
寝れない日はちょくちょくある
でも睡眠時間をしっかり確保しないと体は動かない
怪我にもつながる
それで捻挫ってことかな?
おまけに体調崩して風邪、、、
『 パチクリ 』
あれっ!?起きてるよね??
む、無視ですか、、?
義勇さんが起きて最初に発した言葉は、
誰かの名前
初耳 義勇さんにお姉さんがいたなんて
私の方を見てるから、それはつまり、、
、、、どんな人だったんでしょうか
おぉ、、聞いてくれた
少しずつ話す義勇さんの目には光が灯っていない
そりゃそうだ
あまりに辛い
しかも、
蔦子さんが鬼に殺られたのは
婚礼の前日
結婚する予定だった私からすると
胸が痛い
1週間よりかなり短い
でも、
自分よりも
義勇さんを、
義勇さんを優先した
なんて優しいお姉さんなんだろう
私は、、、
誰一人守れなかった
私だけ生き残った
私は、
守られたんだ
似ているのは、、一部だけ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!