『 ガラガラッ 』
つまり、今私は訓練場に来ている
だけど、カナヲちゃん、アオイちゃん、なほ、きよ、すみちゃん以外誰も見当たらない
そう言いながら訓練場の裏口を指さす
すると聞きなれた声が外から訓練場にまで響いた
するとまたまた善逸の叫び声が聞こえてくる
善逸、全部聞こえてるんだけど
もうみんなドン引きしてる
そりゃそうだ
みんななんも言えなくなってる
そう言い、外を指さす
私が外に出る間も善逸は叫び続け
なんか、言い争いみたいになってる
うんうん、わかるよ
誰が言ってるのかわかんないけど
伊之助君?ていう子?、キレちゃうんじゃない?
そんなに言ったら
ほらね
伊之助君の精一杯の反抗と善逸のツッコミに笑ってしまった
しかも、伊之助君がこの前隣で寝てた猪君だったから余計に面白かった
善逸に会いに来たわけじゃないと言えば嘘になるかな、、
そう簡単に答えて、善逸の肩にポンと手を置く
ポンポンと一定のリズムで肩を叩く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。