第28話

次の任務
454
2020/10/18 14:00
体調が完全に回復し、機能回復訓練も難なく通過して、今は既に自分の屋敷で生活していた。
お昼ご飯の後、太陽の柔らかい日差しと眠気に包まれボーッしていた頃・・・
鎹鴉 なづき
カアァーーーーー!!
はっと目を覚ます。
目の前には静かに羽をたたむ私の鴉。
あなた
久しぶり、どうしたの?
そっと頭を撫でてやる。
鎹鴉 なづき
次ノ任務!!次ノ任務!!
あなた
おお!遂に 黒雷あなた 完全復活だ!
あなた
じゃ、詳しく説明お願い
鎹鴉 なづき
モチロン!








あなた
了解!
よし、これから会いに行こうかな
鎹鴉 なづき
早イナ
あなた
早くて悪いことはないし~?
あなた
まだあそこに居るかな・・・
私は屋敷を出て、ある所へ向かった。








私は扉から顔を出して部屋の中を見渡した。
あなた
いたいた
あなた
お~い!
我妻善逸
ああーー!!
そう、向かった場所は・・・
蝶屋敷
我妻善逸
やっぱりあなたちゃんの音は安心するよぉ
1番に善逸が駆け寄ってきた。
まあ、そんなことだろうなと思ってたけど。
あなた
聞いた?鴉から
我妻善逸
え?
後から炭治郎くんと伊之助くんも来てくれた。
嘴平伊之助
うお!黒糖じゃねーか!!
竈門炭治郎
お久しぶりです!どうしたんですか?
あなた
・・・聞いてないみたいだね
あなた
てゆうか黒糖じゃないし
伊之助くんの猪の鼻をぶっと押してやった。
びっくりして変な声出してたよ笑っちゃった。
我妻善逸
聞いてないって何を?
あなた
今度の任務について!
竈門炭治郎
いえ、まだ何も・・・
目をぱちくりさせる3人。
あなた
次の任務、一緒だよ
あなた
合同任務!
竈門炭治郎
えっ!!
嘴平伊之助
それほんとか!?いつだ!?
我妻善逸
一緒なの!?
あなた
ほんとほんと!明後日かな
目をキラキラさせる炭治郎くん
やる気に満ちた伊之助くん
可愛いな
善逸はと言うと、
「良かった~あなたちゃんが居るなら安心だよお!俺を守って~~!」
と、相変わらずであった。
あなた
あ!・・・いや、いいや
もう1つ情報を先に言ってしまおうかと思ったが、秘密にしておいた。お楽しみって事で。
あなた
じゃあ、明後日!
手を振り、部屋を出た。
久しぶりの任務でやる気が出る。
黒雷あなた復活だ!
暴れてやろうかな、なんて考えたり・・・








その日の夜・・・
縁側で刀の手入れをしていた。
今日は堂々とした満月が波の穏やかな海に浮かんでいた。けど、それがどこか寂しく感じてしまう。
自分は長生きなんて知らないけど、中には長生きする人が居て最後まで取り残されることもあって・・・どんな孤独なんだろうなって考える。

それと・・・・・・
なんだか、
胸騒ぎがする。
私は刀の手入れを中断し、部屋の引き出しへ向かった。引き出しを引いて芭琉さんから貰った玉かんざしを手に取る。
桃の花が器用に描かれたものだ。
月明かりで優しく煌めく。
不安な夜はいつもこうしてた。優しく胸の前で手で包み込んで・・・こうすれば、私のところに駆けつけてくれる気がして。
そうだといいなぁ
そのまま、瞼を下ろした。










* * *

お、お、お久しぶりです~~🙇‍♀️🙇‍♀️

いや、もう、何と行ったらいいか・・・

本当に申し訳ありません🙏🙏

ここまで時間が空いてしまうとは!!

自分でもやばいなと思ってました・・・

これからは出来る限りこまめに更新するようにします!

ですから、これからも読んでくれると嬉しいです。

よろしくお願いします

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