朝
私は目が覚ました
(あれ?まいやんたちがいない。)
(どうしよう、なんだか急に怖い)
うえーん、ううえーん
どうしたの?起きたら誰もいなくて
びっくりしたの?
コク
大丈夫だよ。
怖くないよ
よしよし。また力はいてるよ
ごろーんしよーね
いや、
抱っこがいい
じゃあ、いいけど
ふーうってしようね
うん。ふーうん
そうそう
少し落ち着いた頃になぁちゃんがきた。
ねねちゃんおはようー
ちょっと落ち着いてきた?
うん
ねねちゃん、ちょっとお水飲もな
いい、
飲んだら少し体が楽になるよ
うん、じゃあ
お口開けてね~
あーん
あーん。ゴク
飲めれた?
うん
あともう一口だけ飲んどこうなー
がんばろ。
はい、あーんしてお口開けないと飲めんよ
ねねちゃんー
お口開けないとあーんだよ
ゴク
よー頑張った!
そしたら朝ごはん食べよな~
いい、。
食べな元気にならんよ
ちょっとだけ食べよ
いや!
どうしよかー?
うーん、。
あっ。ねねちゃんの好きなフルーツあるで!
フルーツだったら食べれそう?
うん。
やわかいのが良いからバナナ食べよな~
ねねちゃん。昨日みたいに
トロトロにする?細かくして食べてみる?
細かくして食べる
わかった!ななが用意してくるな~
ちょっと待ってて
モグモグ頑張ろうね~
あっそうそう
今朝
ねねちゃんが寝てる間にリュックの中から朝のお薬だしたよ。
ごめんね、。かってに開けて。
大丈夫だよ
全然気にしてないから!
お待たせ~
よし!食べよかー
うーんん、。
やっぱり、、、。いや!
まいやんに
抱っこされたままで良いから
ななが
あーんってするから
もう嫌~恥ずかしくて
嫌だ~
でも、そうしてないと
落ち着かなくて体かたくなって
しんどくなったりするよ~
そうやでー
何にも恥ずかしくないで~
ななたちは大丈夫やで!
だから心配せんと
抱っこして。あーん、しよな~
いつもみたいに
甘えん坊でいたらいいんよ~
いつもみたいな甘えん坊なねねちゃんが
好きなんやで~
だからな~あーんするのも
ななたちはな。
いつもと同じぐらいにしか思ってへんよ~
コク
じゃ、。
こっちにおいで~
なながギューしたるー!
いい子やな~よしよし
じゃあ
少し落ち着いたから
モグモグしようね
コク
ねねちゃん
抱っこするよ~
よいしょ~
はい、お口開けてなー
あ~ん
あーんだよ
あーん。
モグモグ
よーく
カミカミしてな~
カミカミ
上手にかめてるよ
食べれた?
もうお口のなか入ってない?
コク
もうちょっとあるからがんばろな~
はい、あ~ん
あ~ん、。
モグモグカミカミ
こんな調子で20分かかって
朝ごはんのバナナ3/1をようやく食べ終えた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。