第62話

誰よりも

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2021/09/26 11:35

どみちゃんが中学２年生のとき
家で偶然ドラマをみてました。

吉岡みどり

お母さんあの看護師さんかっこいいね

どみちゃんの母

うん、そうだね！

吉岡みどり

ねぇねぇ、お母さん！

どみちゃんの母

なあに?

吉岡みどり

私も勉強したらあんな風に看護師さんになれるかなぁ
私もああやって患者さんを助けたい！

どみちゃんの母

どみちゃんならなれるよ。

吉岡みどり

お母さん、私はいち早く患者さんを救いたい。
だから猛勉強して、中学を卒業したら大学に行って看護師になりたい

吉岡みどり

ダメかな？

どみちゃんの母

そんなのダメじゃないよ。
どみちゃんなら素敵な看護師さんになれる!
自分が進む道を一生懸命歩めば大丈夫よ、。

どみちゃんの母

どんなにつらくてくじけそうになっても、その思いがあれば乗り越えられるから

吉岡みどり

うん、お母さんありがとう。

吉岡みどり

私頑張る！

そして私は猛勉強の末、大学に入り、看護師と保健師、助産師の資格を取りました。
いち早く誰よりも救いたいから、救命で働きました。

吉岡みどり

私、変わります。
@@さん、戻ってきてください、がんばれ!

それから30分経ちました。

吉岡みどり

生きて、@@さん。お願い。

医師

３０分経ったもうての施しようがない

吉岡みどり

,,,,,,

医師

死亡時刻　@@時@@分
ご臨終です。

(機械の音)ピーー

医師

次の患者来るぞ！

吉岡みどり

はい、

医師

また、あの子かぁ

吉岡みどり

大丈夫ですか？
お名前言えますか？

医師

どみちゃんルート確保
酸素マスク、

吉岡みどり

はい、。

医師

安定したらICU に運んで念のため。

吉岡みどり

はいわかりました。

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第63話誰よりもいち早く救いたかったのに何も、。

ねねちゃんです

コンテスト受賞作品

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好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。