スタッフ「佐藤さん入りまーす」
まだ少し着慣れない制服を着て、現場入りする
今日は、ドラマ「あの曲がり角をすぎたら」の撮影
さとひらコンビが好評だったらしく、実現したさとひらコンビ復活
そんな事もあり、このドラマはすんごく注目されている。
スタッフ「平野さん入りまーす」
いつものあの笑顔、あのテンションで紫耀くんも現場入りしてきた
あなたは現役高校生、、、
おバカ(天然)同士だと、変な会話も何事もなかったかのようにしれっと続く
頭を撫でながら、そんな事を言ってくる紫耀くん。
そういうあなたも、めっちゃかっこいいです。
いやもう、そんな素直に照れないでよ。
こっちが恥ずかしくなるじゃんか。
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スタッフ「今日の撮影は...」
いつものように、今日の撮影の打ち合わせみたいな...
どんな撮影するとか、そういうのを撮影前に毎回するんだけど、
スタッフ「こんな感じで進めていきますので、お願いしま〜す!」
今日の平野は何か違う。
なんでそんなに嬉しそうなのか...分からない
すんごいモヤモヤする状況で、紫耀くんはにやけ顔のままで撮影がはじまった
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まずは学校の教室で
設定は、
高校三年生の西野稜真と、高校一年生の岡本乃愛
世間によって引き裂かれた2人
お互いを守るため...
もう会わない、もう会えないと決めた
しかし、西野が耐えられずに、教室で.........
というシーン
このシーンは、いわゆる胸キュンシーンであって...
あぁ、撮影がはじまる、💦💦
スタッフ「それではよーい、アクション!!」
あんなににやけてた紫耀くんも、演技となると、急にスイッチが入る
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―――教室―――
カバンを持ち、帰宅しようとする岡本
1人の帰り道、、、
慣れたけど、稜真先輩がいないのは、まだ少し寂しい
なんで......?
疑問と共に、久しぶりに見れた顔、久しぶりにきけた声に、少しの喜びにひたる
西野の言葉を遮るように、無理やり言葉をはなつ
誰かに見られたらまずい、早くここから立ち去らないと、稜真先輩が危ない
その直後、勢いよく、痛くない程度に強く壁に体を押し付けられる
急に稜真先輩の体が...顔が...急接近
抵抗する手を掴んで、絡めて繋げば、ゆっくりと少し震えながら握り返してくる。
こういうので、俺の理性を壊していくもんだから......
全部俺のせいじゃないよな。
クイッとあげられる顎と共に触れ合う唇
稜真先輩に危害が加わる事、、分かってるのに...
抵抗したくない...ずっとこのままがいい...
ぎゅっ
離れようとする西野の袖をぎゅっと掴む
少し照れた顔で笑う先輩
愛おしい.........
生徒「ちょっと〜何してんの?」
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スタッフ「カーット!!!おっけーでーす!」
1発OKだったのは嬉しい!!
だけど...紫耀くんにドキッとしてしまった.........
スタッフ「次は最終回のシーン撮りまーす!」
という事で、場所をこのドラマのメインの場所である曲がり角へ、
スタッフ「いや〜2人ともさっきはすごく良かったよ〜」
スタッフ「だから、次はアドリブでやってくれない?」
スタッフ「キスシーンと2人が幸せそうな感じをだしてくれれば何でも!」
長くなりそうなので、ぱっぱと撮影開始!!
設定は、
簡潔に言うと、2人が思いを伝え、結ばれるという、このドラマのクライマックスのシーン
スタッフ「それではよーい、アクション!!」
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―――あの曲がり角―――
ぎゅっ
岡本が、西野に飛ぶようにして抱きつく
西野が岡本を持ち上げて抱きしめ、その場でくるくる回る
抱きしめたまま、鼻と鼻をくっつけてニッコリ微笑む2人
(こんな感じです⤴⤴⤴)
岡本をおろし、しばらく見つめあうと、触れ合う唇
唇を離し、西野が岡本を抱きしめる
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スタッフ「カーット!!!おっけーでーす!!!」
2人の胸キュンシーンでの演技は、スタッフさん達に大絶賛で、「なんでこんなに息があってるのか」、「まさか付き合ってるんじゃないか」とか、、、
さすがさとひらコンビですね、
この時の平野の顔は、言うまでもない、、、
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。