第4話

🦙
898
2021/09/20 12:00
あなたside



またまたある日の事。



私の通う高校、成瀬高校は、ICT教育が進んでいる。


つまり、家に学校から1台、学校では学校でノートパソコン1台が完備されている。



家でも、学校同様の勉強ができる。


しかも、自分のスマホに入れるとお金がかかるアプリも、学校のパソコンなら全て入っている。


充実した環境で勉強させてもらっている。



しかし、これには不便な点も....


家のWiFiの消費料金が高くなる。


これがあって、怖くて使えなくなった。






しかし、前までは普通に使っていた。


あなた
よし、今日も勉強しよ!
コンコンコン)
あなた
はーい
ちょっと、これあなたよね
そう言って、見せてきたのはWiFi消費量の紙だった。


あなた
そうだけど ..
あんた、どんだけお金かけるつもり!
え?


私はただ、、勉強のためなのに。


私は週に一回しか、自分のスマホは開かない。


他は全て勉強。


え?


家で、ハイクオリティな勉強をする


何がいけないの?


ちゃんと使わない時、電源落としてるし、WiFi切ってるし。


使うのも最低限の時間だし。


何がいけないの?


バチン)
あなた
いった...
バタン)
こうして母は部屋を出ていった。



嘘でしょ。


あなた
赤くなってる...
健一郎
コンコンコン)
健一郎
あなた、入ってもいい?
やば!


健兄。


とりあえずパーカーのフードを被って、
あなた
いいよ〜
健一郎
ガチャ)
健一郎
今日はどうした?
あなた
なんでもないよ、
健一郎
あ、見て、綺麗なお花咲いてるよ
そう言って窓の方を指さした健兄につられて、視線を窓の方に向けたら、一気に視界が明るくなった。



健一郎
やっぱり、その腫れ、なんかあったでしょ
あなた
っ..
確かに、花が綺麗なのは認める。


綺麗だもん
健一郎
母さんとか?
その時、もう無理なんだ


そう確信した。


もう、言い逃れできない。


今、この家にいるのは、母、健兄、祖母、そして私。


この4人しかいない中で、手を出してくるのは母しかいない。

あなた
(。_。`)コク
健一郎
はぁ、なんで言わないの?
あなた
だって、迷惑でしょ、
健一郎
全然、逆に心配
健一郎
あなたがあなたじゃ無くなる前に言って
健一郎
泣いてもいいから





健兄、いつまで優しいの?


健兄だって、思ってるでしょ。


強くなれ。


って。

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