健一郎side
俺は、橘健一郎。
まぁ、自分で言うのもあれだけど、勉強はできる方だと思う。
そんな俺には可愛い妹が。
そう、橘あなた。
あなたはちょっと抜けてるところはあるけど、やる時はやる。
そんな俺は、あなたに対して重度の過保護。
でも、そんなあなたは最近笑顔がない。
どうかしたのかな?って気になって部屋を尋ねたこともある。
でも、あなたは
の一点張り。
何があっても大丈夫だよ
そんな訳ないのに、、、
それを気づかせてやりたい。
早く気づけよ。。。
話せる時でいいから、いつでも話してきて欲しい。
珍しい。
あなたから部屋に来るなんて。
え?
まじでなんかあったパターンだな。
でも、迷惑だとは思わない。
逆に話す気になってくれたんだ。
そう思った。
嘘だ。
今にも泣きそうな顔してるのに。
話変えられたか。
いや、無理やり変えた。
見ちゃった。
ここまで言ったら少しは落ち着くだろう。
まぁ、まだまだだけど。
久しぶりにあんな心から笑ってるあなたを見た。
最近のあなたは感情がないと言っても、過言ではなかった。
ほんとに笑ってる?
心の底から笑ってる?
あなた。
教えて。。。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。