マサイside
突然現れた龍のエルド…
あいつって誰のことだ?
3年前…?まさか!
まだぺけは生きてる…!
やっと手がかりが掴める
エルドはぺけについて話し始める。
ずっと閉じ込められていること。
毎日奴らの目的の為に歌わされてる事
そして何人もの男に体を汚されている事も…
そんな事になってるなんて…
許せない…クレイド絶対に許せない!
目指すべきものは決まった。
待ってろ…絶対に助け出してやるからな
エルドの体が薄くなる…
そう言ってエルドは消えてしまった
やっとぺけの居場所に近づいた…もう少しで…
俺達はその場所でしばらく休んでいた
エルドside
何とか伝えられた…マサイ達との通信を終え、俺は結晶の中で眠る…
優しい歌声が聞こえる…
最初は冷たく、何もかもを諦めた歌声だったのが今じゃ優しくて希望に満ちた歌声だ
その日が来るまで…俺はこいつを絶対に守り抜いてみせる…!この命に変えても…!
ザカオside
エルドが消えてから僕達は今は休もうと洞窟の中にいる。みんな眠りについていた
エルドから聞いたクレイドのボス……
そいつは俺の兄だ……
数十年前、兄は突然姿を消した。兄は優しくて困っている人を助けるような人だった。なのにどうして……
俺はこれから兄さんと戦わないと行けないのか?
俺はたった1人の兄に立ち向かえるのか…
兄さんを倒さなければマサイの恋人は助け出せない…かと言って何もしなければどうなるか分からない
命を懸けて…か……
俺にその覚悟があるのだろうか…
でも俺はまた兄さんと過ごしたい…兄さんは何をしようとしてるのか分からない…でもそれは誰かを犠牲にするものだとしたら…俺は止めなければいけない……
そうだ…俺は兄さんを止める…誰も失わせたりはしない…そして兄さんとまた一緒に……
俺は覚悟を決め、眠りについた。
俺は兄さんを止めてみせる…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。