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第15話

最終回:歌姫と剣士
409
2021/11/03 09:25
マサイside
あれから半年がたった、今日は村祭りの日だ。
あれからンダホとシルク、ザカオは俺たちの村で万事屋を開いて暮らしていた。シルク曰く「ここは半妖だからって差別しない奴らがいる」らしい。ザカオは兄さんの分まで生きると決めている。
モトキとダーマは村の近くの林で魔道士として暮らしている。時々ぺけとモトキが仲良くお茶をしていると言う。
そして俺はぺけとあの家で暮らしている。
マサイ
マサイ
ただいまぺけ
ぺけたん
ぺけたん
おかえり…今日は早かったね
マサイ
マサイ
今日は村祭りだからな早く終わった
ぺけたん
ぺけたん
お疲れ様
俺は相変わらず剣士として過ごしている。ぺけはご両親が残したこの家で再び薬草の店を開いていた。時に万事屋メンバーと薬草を取りに行くこともあるらしい。まぁ主にシルクが働いているが…そしてモトキも珍しい物を探しに来ている。
マサイ
マサイ
ぺけ…あの時の湖に行かないか?
ぺけたん
ぺけたん
うん…行きたい…今日はお店もおしまいだから行こう
俺たちは準備をして湖に向かう。湖の小舟に乗って村の景色を見ていた。
ぺけたん
ぺけたん
変わらないね…あの時のままだ…
マサイ
マサイ
そうだな…ぺけ寒くないか?
ぺけたん
ぺけたん
うん…大丈夫…
マサイ
マサイ
そろそろだな
ぺけたん
ぺけたん
うん…久しぶりに見るな…
すると村の方から空に浮かぶ光が現れる。それは思いを込めたランタンだ
ぺけたん
ぺけたん
綺麗…あの時と同じだね
マサイ
マサイ
あぁ…懐かしいな…
またお前と見れるなんて
俺は用意していたランタンをぺけに渡す。
ぺけはランタンに祈りを込め空に飛ばした。
俺はそっとぺけの手を握る。
ぺけたん
ぺけたん
マサイ…あの時助けてくれてありがとう…俺マサイのこと信じてたからどんな仕打ちにも耐えられた…
マサイ
マサイ
でもこれからはずっと俺がそばにいる…
絶対に離さないから……
俺はそっと触れるだけのキスをする
マサイ
マサイ
ぺけ…俺と結婚してください…
ぺけたん
ぺけたん
え…
マサイ
マサイ
これからは俺が守ります…必ず幸せにします…こんな俺で良ければこれから先ずっと隣にいてくれますか?
ぺけは涙を零しながら答える
ぺけたん
ぺけたん
はい…俺はあなたとずっと一緒にいたいです…あなたの事愛しています…こんな俺で良ければ喜んで…
俺は持っていた指輪をぺけにはめる…青く光る小さな宝石が着いた指輪…
俺はぺけを抱きしめて誓った…俺はぺけを守り続ける…何があろうとずっと一緒に…
ぺけたん
ぺけたん
てゆうか…もう一緒に住んでるじゃん…
マサイ
マサイ
ふふ…だけど俺はぺけと家族になりたい
本当の家族に…
ぺけたん
ぺけたん
俺…子供産めないよ?
マサイ
マサイ
大丈夫…養子を迎えてもいいし、2人でずっと過ごしてもいい…俺はお前以外の人と家族になるつもりは無い
ぺけたん
ぺけたん
ふふ…これからもよろしくね…
俺の剣士さん…
マサイ
マサイ
こちらこそ…俺の歌姫様
俺達は再びキスをする…夜空には満天の星と願いを込めたランタンが俺たちを照らしていた。その後俺たちは晴れて結婚し幸せになった。ダーマや村長達も祝ってくれた。
もう離さないから…ずっとお前を守るから…
愛してるよ俺の歌姫様…
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作者
作者
今回はここまでです。
「世界を巡るのレクイエム」は今回で最終回となります。読んでくだりありがとうございます😊以降は番外編を書こうと思っています!
どんな話が読みたいかぜひコメントしてください。
それでは次回までバイバイ👋

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