第7話

第7話:半妖と魔道士の過去
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2021/06/05 05:59
シルクside
シルク
シルク
こんな所でも起こるんだな人攫いって…
しかも半妖の子供って…
その会話を聞いて俺は昔を思い出した。俺は幼い頃街の連中から迫害を受けていた。しかしモトキだけは俺の味方でいてくれた。
モトキ
モトキ
シルク…
シルク
シルク
もとちゃん…
モトキ
モトキ
悲しそうな顔してたからさ…
心配になって
シルク
シルク
はは…お前は昔から変わらないな…
誰にも優しくて偏見もなかった
モトキ
モトキ
みんなシルクを見た目だけで判断してたからね。僕はよくおじいちゃんから人は見た目で判断してはいけないって言われてからさ
シルク
シルク
あん時お前がいてくれてよかったよ
モトキ
モトキ
そう…でも僕はあの時シルクを助けられなかったからさ…
シルク
シルク
いいさ…あの状況ではあれが正解だ…
俺が選んだことだし
















10年前
モブB
モブB
とっとと消えろよ!半妖が!
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
がはっ!
幼少期俺は半妖に生まれたそんな理由で街の奴らから毎日殴られ蹴られていた。でも俺は決して泣かない…こんなヤツらに負けてたまるか…
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
……っ!
モブA
モブA
んだよその目はよ!
いつもボロボロで傷だらけの体だった。
両親は俺を産んだ罪で殺された。
俺はいつも1人だった…モトキが現れるまでは
その日もいつものように街の連中から暴力を受けていた。そんな時、急に目の前に煙がたちこめた。
モブB
モブB
なんだ!?
モブA
モブA
前が見えねぇ
街の連中が怯んでいると俺は腕を捕まれ引っ張られた。
「こっちだよ!」
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
え?誰?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
走って!逃げるよ!
彼は俺を人気のない丘に連れて来た。
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
ハァ…ハァ…ここならもう大丈夫だね
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
えっと…お前は?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
あ、ごめんねいきなり、僕ああゆうの見てられなくてさ…僕はモトキ
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
お前は俺が怖くないのか?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
え?なんで?
こいつ…俺の姿を見てなんにも思わないのか?
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
だって俺は半妖だぞ!?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
半妖っていっても今は耳としっぽがあるだけでしょ?それに半妖が全て悪いわけじゃないし。なんで街の人はそれが分からないかな?
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
………
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
それに僕も普通の人間じゃないんだよね
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
え……?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
僕ね魔道の力があるんだ
おじいちゃんが魔道士でねお父さんも魔道士なんだよ
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
魔道士……?
まさかさっきの煙は…
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
うん…僕の魔法だよ!
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
なんで俺を助けたの?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
お父さんとおじいちゃんが言ってたんだ。人間も半妖も見た目は違うけど実は一緒なんだよって人を見た目や偏見だけで判断したらダメだって言ってたんだ。それに君はいい半妖だと思うからさ!そんな人が街の人達にいじめられるの見てられなくてね
こんな奴初めて見た…大抵の人は俺を恐れたり、迫害したりするのにこいつは……
そう思うと今まで我慢してた感情が一気に溢れてきた。
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
うっ…ぅぅ…
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
あ、ごめんね…嫌だった?
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
ううん…嬉しいんだ…俺をそんな風に見てくれる人がいて…
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
そっか…もし良かったら友達になってくれない?
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
いいのか?
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
うん!君の名前は?
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
俺はシルク…!
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
よろしくシルク!
その日からモトキは俺の心の支えだった。モトキがいればどんな暴力にだって耐えられた。だけどある日街に変な奴らが来て街を襲撃した。その時に出された条件は「街でいらない奴を売ること」だった。すぐさま俺は狙われた。街の奴らは血相を変えて俺を探した。俺はモトキの家に避難していたのだ。
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
……っ!なんでシルクばかりこんな目に
モトキ父「いくら何でも酷すぎる、この街の連中はこんなにも腐っていたのか…」
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
もとちゃん…
そしてとうとう、モトキの家にまで街の連中は迫ってきていた。
このままじゃモトキは……
モトキ祖父「このままでは、この家にまで…だがこの子を渡す訳には行かない…」
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
……俺行くよ…
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
シルク!何言ってるの!?
何されるかわかんないんだよ!?
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
でもこのままじゃ…もとちゃんは
モトキ父「君は行かなくていい!俺達は大丈夫だから」
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
でも…もとちゃんを危険な目に合わせたくない
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
シルク……やだ、やめて!行かないで!
俺はモトキを振り切り外に出る。
モトキ(幼少期)
モトキ(幼少期)
シルクー!!
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
もとちゃん…友達でいてくれてありがとう…
こうして俺は街の連中に売られた
しかし売られた先が悲惨だった。
そこは俺と同じくらいの子達が人さらいや親に売られたりしてそこに来ていた。奴隷のように働かされ、暴力を受け、中には死にかけの奴もいた。
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
………!
特に俺は半妖という事もあり、そいつらよりも酷い扱いだった。1日中蹴られ殴られ、奴隷のように使われた…そんな毎日だった。誰も助けようとしない…俺が半妖だから……半妖は人間から忌み嫌われる…
そんな毎日をすごしていたある日、数年後、俺は遂に逃げ出した…遠くへ…遠くへ…誰もいない所で…
俺の心は限界だった……
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
もう…やだ…誰にも……
そんな時だった。1人の召喚士に会う
召喚士
召喚士
おや?なんでこんなところに半妖の子供が…
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
誰…?お前も俺を…!
召喚士
召喚士
…酷い傷だ…散々やられたんだね…
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
あぁそうだよ!半妖だから誰も助けてはくれなかった!お前だって俺を…
その時は怒りなのか悲しみなのかわからなかったがいつもとは違う何かを俺の中で感じた。
殺気……なのか…?
召喚士
召喚士
…力の暴走か…
大丈夫…君の味方だ…
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
……は?そんなわけねぇーだろ!俺の味方なんて…!
するとその人は俺を抱きしめた
召喚士
召喚士
大丈夫…もう大丈夫だから…
その力を抑えるんだ…
人に抱きしめられるのは初めてだ……
こんなにも暖かいのか……
シルク(幼少期)
シルク(幼少期)
うっ…うぅ…
その後…俺はその人に連れられ村に来た…そこにはンダホとザカオがいたのだ…俺はそいつらと過ごすうちにあの時の力はコントロール出来るようになったのだ











現在
シルク
シルク
今はダホやザカオのおかげでこのとおりさ
モトキ
モトキ
そっか…よかったねシルク
シルク
シルク
あぁ
モトキ
モトキ
さて戻ろうか
みんなのいる所へ戻ろうとしたその時だった。いきなり背後から口を押さえつけられる
シルク
シルク
んん!?
モトキ
モトキ
んぐぅ!?
抵抗しようとしたが意識がどんどん遠のいていく…
モトキ
モトキ
………
もとちゃん……俺達の意識は完全に途切れてしまった
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作者
作者
今回はここまでです(*`・ω・*)ゞ
次回、半妖としての因縁
それでは次回までバイバイ👋