第6話

第6話:クレイド
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2021/05/26 05:12
ンダホ
ンダホ
さっきも言った通り僕とぺけは古くからの知り会いでね。よく一緒に遊んでたんだ…
本人は知らないけど実はぺけの一族は歌うたいの一族なんだ…
マサイ
マサイ
歌うたい?
ダーマ
ダーマ
聞いた事ある…確か、歌声に聖なる力を持つ一族だよな
ザカオ
ザカオ
その通り…聖なる力を持つ歌声は使う人によって世界に安らぎと祝福を与えたり、反対に世界を貶める。
確かにぺけの歌を聴いた時は心地が良かった…
ンダホ
ンダホ
だけどぺけは一族の中でも稀な方らしくてね…一族の中でも強い力があるみたいだよ…
そのせいでぺけはいつも狙われてた
マサイ
マサイ
狙われてた?
ンダホは過去を遡りながら話した。











ンダホside
幼少期
ぺけの家ではいつも知らない人が来て言い争っていた。その度にぺけは僕の家に来ることになっていた。もしその人とぺけが会ってしまったら連れ去ってしまうからだ。
ンダホ(幼少期)
ンダホ(幼少期)
ぺけ?
ぺけたん(幼少期)
ぺけたん(幼少期)
だほちゃん…怖いよ…
その時のぺけはずっと震えていた。
ンダホ(幼少期)
ンダホ(幼少期)
大丈夫だよ…大丈夫…
ンダホ母「そうよ…大丈夫だからね…」
ンダホ父「僕達も君を守るからね」
当時の僕はなぜぺけがこんな目にあっているのかがわからなかったが、今思えばその人たちに連れ去られてしまえば確実にぺけは幸せに慣れないと思っていた。
ぺけたん(幼少期)
ぺけたん(幼少期)
お父さん…お母さん…
ぺけの家から激しい物音や罵声が聞こえていた
僕はぺけのそばに居ることしか出来なかった
ンダホ(幼少期)
ンダホ(幼少期)
大丈夫…僕がいるからね…
僕はずっとぺけのそばに居た。知らない人が来ない時には一緒に遊んでたり、よくお話していた。親同士も仲が良かったからいざと言う時は助け合っていた。
そんな日々が続いたある日、、僕が12の時にぺけは引っ越すことになった。そこは平和な村で奴らが来ることはないところでもあった。
ぺけたん母
ぺけたん母
いままで本当にありがとう…
ンダホ母「いいのよ…でも気をつけてね」
ぺけたん母
ぺけたん母
ええ…
ぺけたん(幼少期)
ぺけたん(幼少期)
だほちゃん…
ンダホ(幼少期)
ンダホ(幼少期)
ぺけ元気でね…手紙書くからね!
ぺけたん(幼少期)
ぺけたん(幼少期)
うん…!僕も手紙書くね!
ンダホ父「何かあったらいつでも連絡してくれ」
ぺけたん父
ぺけたん父
ああ…ありがとう
こうしてぺけは引っ越して行った。
それからも僕達は文通をしていた。ぺけは向こうの街で幸せそうに暮らしていた。
しかし3年前から突然文通が途絶えたのだ。

9年後
ンダホ
ンダホ
ぺけ…1体どうしたんだろう
ンダホ母「えぇ…いきなり連絡出来なくなるなんて…もしかして…!」

ンダホ父「まさか…そんな事が…」
ンダホ
ンダホ
ねぇあの時どうしてぺけの家はあんな感じだったの?
ンダホ父「あぁ…そろそろ話してもいいだろう…薄々感ずいていたかもしれないがぺけは狙われてたんだよ…クレイドっていう組織にね。」
ンダホ
ンダホ
クレイド?
そこで僕は父にすべてを聞いた。
クレイドは世界を貶めようとするために歌うたいの一族を狙っている事
ぺけの一族は聖なる力を持つ歌うたいの一族という事
その中でぺけは強い力を持っている事を…
ンダホ
ンダホ
そうだったんだ…
ンダホ母「本当は向こうに行ってあげたいけどこの街を離れる訳には行かないわ…」
ンダホ父「ンダホ…俺たちの代わりに行ってきてくれないか?」
ンダホ
ンダホ
うん…行ってくる…僕だってぺけの事心配だから
僕は数日後に旅に出る…旅に出る前ザカオとシルクにあってことを話した。
ザカオ
ザカオ
そっか…そんな事があったんだね
シルク
シルク
お前1人で大丈夫か?
ンダホ
ンダホ
うん…大丈夫だと思う…
1人で旅をするなんて本当は危険で心細いが、そんな弱気なこと言ってられない
ザカオ
ザカオ
……ダホ俺達もその旅連れてってくれない?
ンダホ
ンダホ
え?
シルク
シルク
お前一人だと色々心配なんだよ…
それにそいつお前の大事な奴なんだろ?
俺は人間は苦手だけど友人の大事な奴助けたいからよ
ザカオ
ザカオ
それに3人なら心強いでしょ?
ンダホ
ンダホ
いいの?
シルク
シルク
当たりめぇだろ!お前には助けられたからな!
ザカオ
ザカオ
うん…一緒に行こう
ンダホ
ンダホ
ありがとう2人とも
こうして僕達は旅に出ることにしたのだ。















現在
マサイside
ンダホ
ンダホ
という事だよ
マサイ
マサイ
そうだったのか…
ぺけは小さい頃から狙われてたんだ…
ンダホ
ンダホ
……ぺけはすごい幸せそうだったよ。
文章でわかるぐらいにね。もちろんその文章の中にはマサイの事も書いてあったよ。「大切な人が出来て毎日が幸せだ」って
マサイ
マサイ
………
ダーマ
ダーマ
そのクレイドっていう奴らが俺たちの村を襲撃してぺけを連れ去ったんだな。
ンダホ
ンダホ
うん…そうだと思う。奴らは目的の為なら手段を選ばないからね
モトキ
モトキ
そっか…シルクもンダホさん達と居られて幸せ?
シルク
シルク
あぁ…あの町にいた頃よりもずっとな…
モトキ
モトキ
…それならよかった…ごめんねあの時助けられなくて
シルク
シルク
もとちゃんが謝る必要ねぇよ。あの時はあれが正解だ
この2人にも何かあるみたいだ
ザカオ
ザカオ
マサイこの話を聞いて君はどうしたい?
聞く限りクレイドは一筋縄ではいかない…それでも君は彼を助けたいかい?
マサイ
マサイ
あぁ、助けたい!どんなに強力な相手だろうと
そしてこの運命からぺけを解放してやりたい
ンダホ
ンダホ
そうか…それは僕も同じだよ
一緒に行こうか…ぺけを助けに
シルク
シルク
お前の意思は硬そうだ…気に入った!
俺も協力する!
モトキ
モトキ
まさかシルクが人間を受け入れるなんて…
シルク
シルク
今でも俺は人間苦手だけどさ、お前らは別!
ダーマ
ダーマ
間違ってもモトキに手を出すなよ半妖
シルク
シルク
だーかーらーもとちゃんは襲わねぇって!それに俺はシルクって言う名前があるんだよ!わかったか紫魔道士!
ダーマ
ダーマ
俺にはダーマて言う名前があんだよ
ザカオ
ザカオ
(;´・∀・)/まぁまぁ
モトキ
モトキ
いちいち噛みつかないの…
マサイ
マサイ
ンダホ、シルク、ザカオこれからよろしく
ザカオ
ザカオ
うん、絶対に助け出そうか
こうして俺達は6人で旅をすることになった。
ンダホ
ンダホ
さてと…話が着いたところで僕はこいつの手入れをするか
そう言ってンダホが取りだしたのは見たことの無い剣だった。
モトキ
モトキ
ンダホさん!それはなんですか!?✧(✪д✪)✧
モトキが目をキラキラさせながら言った
ダーマ
ダーマ
お前またか…すまねぇこいつ珍しい物を見るといつもこうなんだ
ンダホ
ンダホ
(* ´ ˘ ` *)いいよこれはね「刀」って言う東の国の剣なんだよ
そう言ってンダホは刀を見せる。
マサイ
マサイ
俺の剣より細い……なのに刀身が長い
モトキ
モトキ
刃の部分が薄い…これで切れるんだ……
モトキは珍しそうに眺めていた
ンダホ
ンダホ
(* ´ ˘ ` *)
ザカオ
ザカオ
やっぱりやっぱり東の国の物は珍しいんだね
シルク
シルク
俺も初めてンダホ似合った時は「お札」って言う紙で俺を動けなくしたからな
マサイ
マサイ
すごい……
ダーマ
ダーマ
そんな物まであるのか
ンダホ
ンダホ
まぁでも僕はただの用心棒だよ
そんな会話をしていると、ふとある会話が聞こえてきた。
モブB
モブB
なぁ聞いたか?また半妖の子供が攫われたらしいぜ
モブA
モブA
あぁ…最近多いよな…子供を狙った人攫い
モブB
モブB
前まではこんな事無かったのによ…
モブA
モブA
そうだな…やっぱり攫われた子供は売り飛ばされるのか?
モブB
モブB
分からない…でもきっとそうだろう…
そんな会話が聞こえてきた。
人攫い…こんな所でも起こるんだな…
ふとシルクの方を見ると真剣な目付きをしていた。
シルク
シルク
…………
マサイ
マサイ
シルク?
シルク
シルク
ちょっと外の空気吸ってくるわ!
ザカオ
ザカオ
いいよ…でもちゃんと人様に迷惑掛けないようにね
シルク
シルク
掛けねぇーよ。
んじゃ行ってくる
そう言ってシルクは外に出ていった…
その姿をモトキは悲しそうな目で見つめていた
モトキ
モトキ
僕も行ってくる。
シルクひとりじゃ心配だからさ
ダーマ
ダーマ
いいけど…気をつけろよ?
モトキ
モトキ
シルクは大丈夫だって笑
それじゃ行ってくるねー
そう言ってモトキも出ていった
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作者
作者
今回はここまでです(*`・ω・*)ゞ
次回、半妖と魔道士の過去
それでは次回までバイバイ👋