ぺけたんside
今日も歌う…だけどここに連れてこられた時と違う…だってここに味方がいたから…日中は結晶の中に居るけど夜中になれば会いに来てくれる……エルドがいるから俺は生きていける…マサイと会えるその日まで…
その日の夜…俺はいつもの通り部屋で1人月を見ていた。マサイを思い出す…そういえばマサイに告白されたのはこんなに月が綺麗な夜だっけ……
そう思っているとエルドが現れる。
俺はエルドに話をする
連れ去られる1年前
その日は村祭りがあった日だった。マサイと付き合い初めて1年がたった時で一緒に村にある湖で小舟に乗っていた。
湖から見る村は明るくて幻想的だった
その日は少し肌寒くなってきた時だった
マサイは俺に自分の来ていたローブを俺に着せる。
ふと村の方を見ると、毎年恒例の願いを込めたランタンが空に舞い始める
毎年村祭りの日にはそれぞれ願いを込めてランタンを空に放つのだ
マサイの方を向くと彼の手には俺たちの分のランタンがあった。俺はランタンに光をともし、空へ放つ
空ではあたたかい光が星のように輝いて幻想的だった
その日、マサイと初めて口付けをした。
それから一年後あの出来事が怒ったのだ
現在
信じてる…その日が来ることを……
俺は時間まで眠りについた。
エルドside
朝が明ける……隣にはぺけたんが眠っている。
初めて会った時よりも前を向くようになった…早くここから出してやりたい…俺に出来ることはあるだろうか?
こいつの話を聞いた時、俺はこいつを助けてやりたいと思った。恋人に合わせてやりたいと……しかしクレイドは何かを企んでいる。特にあのガレンって言うやつは…
からだが透ける……そろそろ結晶に戻る時間だ……
俺は結晶の中に戻る……
結晶の中でも意識はあった。だけど体は動かない……
俺は意識を集中させる…
どれくらいの時間が経っただろうか……
ずっと長い時間こうしてた気がする。
すると歌声が聞こえた…優しい声が…
でもこの歌声を利用されて…半分奴隷のように生かされているんだよな……奴らは目的を果たした時、あいつをどうする気なんだ?少なくともあいつは幸せになれない。そして奴らの目的を果たさせては行けない。世界に何かが起こる
マサイside
俺達は街を出て旅をしている。
しかし途中で雨が降ってきたので近くにあった洞穴で雨宿りをしていた。
こうしている間にもぺけはどうしているのだろうか
その時、ザカオの持っている本がなにかに反応する。
ザカオは本を開く。すると光が現れ何かが姿を現す。
そしてその龍は人の姿に変わる。
エルドは俺達にそう言った
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。