ぺけたんside
母さんの声…これは昔の記憶?
俺はあの歌を小さい頃から知っている…
あの歌を聞く心が暖かい…
そして場面が変わる。
そこは村の湖だ。そこの木の下でマサイが俺の膝で寝転んでいる。
また暖かい記憶だ…
突然のマサイの告白に胸がキュッとなる
そう…俺は村に来たあの日恋に落ちた…はじめて村に来て最初に出会ったマサイに…でもそんな恋は叶わないと思っていた……
だから嬉しかったマサイと恋人になれたことが
俺がそういうとマサイは起き上がり俺を抱きしめる。
マサイの腕の中は暖かく、安心できた…
これは俺の暖かい記憶……
そしてあの村祭りの記憶が流れる…
その時にもらったペンダント…ずっと身につけていた…青く光るペンダントはお守りの様に持っていた。
俺にはこんなにも暖かい記憶がある…
あぁそうか…希望の歌はこうゆうことだったんだね母さん……今ならきっとしっかり歌えるのに……俺はもう……
ザカオside
父さんもおじいちゃんもこんなこと望んでない!!
俺はアマテラスを操り兄さんに攻撃をする。
口から血が出る…諦めない絶対に
マサイside
ぺけ…ごめん俺は…お前を助けられなかった…
ずっと一緒にいようって言ったのに……
俺は…無力だ…恋人すらも救えやしない…
♪〜♪~
懐かしい声が聞こえる……
あの日の歌声だ……
ザカオが必死に戦ってるのに俺は何してんだ…
気づけば俺はあの歌を歌っていた…昔ぺけがよく歌っていた歌を…もう…お前の声も聞けないのに…
ぺけとお揃いのペンダントを握りしめ俺は泣いていた……その涙はぺけのペンダントに落ちた……するとペンダントが輝き出した。
その光はぺけを包む。そして俺の頬に暖かい感触がした。
俺はぺけを強く抱き締める…
俺は立ち上がり剣を構える。
アマテラスがガレンに噛み付いた。
ガレンはアマテラスを振りほどいた
ぺけは優しい声で歌い出す…
不思議だな…お前の歌声を聞くと力が湧いてくる…
ガレンがぺけに攻撃をしようとした所でアマテラスが阻止した…
そして周りの決勝たちが一気に輝き始めた
その光はガレンを貫いた。
するとガレンは龍の状態から元の人の姿に戻った
ガレンは剣をとり、ぺけに向かっていった
カキーン!
間一髪の所で俺が剣で受け止める
俺はガレンと剣を交える…
俺はガレンの攻撃を受け流しながら攻撃をする
そしてガレンの剣を弾き飛ばした
ガレンが魔法を打とうとする、俺は剣を振る。ガレンは剣を避けた時にバランスを崩したのか奈落の底へ落ちていった
そしてシルクたちも駆けつけた。
するとぺけの目から涙が溢れた
ぺけは俺に抱きついた
アマテラスはその場で消えていった
俺たちは洞窟から外に出た。するとそこには緑色の龍が俺たちの前にいた
エルドは頷く
ぺけはエルドに向かって走る…そして彼に抱きついた
エルドも無事に救えた…本当に終わったんだ
みんなはエルドに乗っていく
俺はエルドに乗っている間ずっとぺけを抱きしめていた。もう二度と離さないように…空は新しい1日が始まろうとしていた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。