第2話

第一話
277
2020/03/23 06:06
これは、ある日の雨の降る放課後のことだ。


僕が、学校から帰って家の前にたった時、隣の家

の前に、女の子がいた。
その女の子は、僕の家の隣に一人で暮らしている

同じ学園の子だ。


学園では、よく“虐められている”のを見かける。
螺夢
そんなとこに座って、何かあった?
気になって、僕は聞いてみた。

すると彼女は、
神楽
昨日、人を殺したの・・・
君はそう言っていた。


梅雨時、ずぶ濡れのまま部屋の前で泣いている

理由はコレだった。
螺夢
え、殺した?
神楽
うん
まだまだ夏が始まったばかりだと言うのに、

君は涙目で、酷く震えていた。


これから語るのは、そんな話で始まる、

僕を苦しめ続ける、あの夏の日の記憶だ。

プリ小説オーディオドラマ