第29話

さんじゅうに
1,050
2020/11/01 14:39
秀一side
東条正義
東条正義
じゃあ俺、風呂入ってくるわ
秀一
秀一
おう
部屋に着くとすぐに着替えを持って風呂に行った東条。



俺も着替えの準備だけ済ますと、すぐにあなたに電話をかけた。



エレベーターでの不安げな表情。


電話で少しでも安心させてあげたい。



プルルルルル‥‥
(あなた:「もしもし‥‥」)


『もしもしあなた?今大丈夫?』



電話すれば、すぐに出てくれたあなた。



だけど、その声は少し震えていた。



よっぽど怖かったんだな‥‥。



『あなたは今何してるの?』


(あなた:「‥‥ベットの上にいるよ」


『そっか。川崎は?』



恐怖や不安を少しでも取り除いてあげたくて、優しく声をかける。




(あなた:「ゆいちゃんはお風呂に行ってる」)


『じゃあ、川崎が戻ってくるまで話そっか。』


(あなた:「うん」)




そしてそれから20分くらい俺とあなたは電話を続けた。



今日あった楽しい事や、明日行くテーマパークの話をすれば少し安心してきたのか、だんだん明るくなってきたあなたの声。



‥‥よかった。




(あなた:「明日楽しみだね」)


『うん。‥‥あ、観覧車も乗ろっか。あなた好きでしょ?』


(あなた:「うん!乗りたい!あそこの遊「あなた、お風呂上がったよ?」)



そしてあなたが元気になってきたところで、電話越しに川崎の声が聞こえてきた。




よし。川崎も戻ってきたし、もう大丈夫かな。



時計を見ればもう21時を過ぎていて、あなたも俺もまだお風呂に入ってないし、そろそろ入らなくちゃな‥‥。




『‥‥じゃあ、あなたもお風呂入ってきな。俺も入るから』


(あなた:「‥‥うん」)


『大丈夫。また明日会えるから。な?』


(あなた:「うん。‥‥じゃあまたね秀くん」)


『うん。おやすみあなた』




‥‥電話を切ると分かった途端、また悲しそうな声を出したあなた。



少し罪悪感を感じながら、俺は電話を切った。




‥‥寝る前にLINEしてみるか。





そう決めて俺は着替えを持ち風呂場へと向かった。




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秀一と、あなたのところの電話の会話は、カッコでやりました。分かりづらくてごめんなさい💦


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