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第8話

棋譜に残された謎
食事のあとに伊織から話があると呼ばれたので、僕の部屋に向かった。
松島伊織
松島伊織
夏樹君、今なら私は全てのことを打ち明けられると思う。
洋子さんとお話をして決心がついたの
飯島夏樹
飯島夏樹
やっぱり、母さんと何か話していたんだな。
松島伊織
松島伊織
ええ、その前にこの記事を読んで欲しいの。
伊織から手渡されたその記事にはチェスの棋譜が記されていた。そしてメモが小さく書かれていた。
しかし、英語なので読めなかった。
ただ、理解できることがあった。
それは、僕の知る名前が二人いたからだ。
一人は『Saki Kawakami』これは伊織のことを指すのだろう。
もう一人は『Natuo Iijima』これは父さんの名前と同じだった。発行年数は今から二百年前のものだ。
飯島夏樹
飯島夏樹
これはどういうこと?
松島伊織
松島伊織
洋子さんと夕食を一緒に作ってる時に貰ったものなの。その記事のメモにはね
『偉大なチェスプレイヤーが消息不明。
棋譜だけが残された謎』
そう書いてあるわ。そしてその棋譜のプレイヤーの二人は私とあなたのお父さん、飯島夏生さんのことなの。
伊織は堰を切ったように話をした。
何故、父さんが二百年前の棋譜に名前が残されているのかわからなかった。
松島伊織
松島伊織
この棋譜はね、あなたのお父さんが大事に保管されていたそうよ。洋子さんから聞いたわ。
あなたのお父さんはね、二百年前の私のもとにやってきたのよ。