それから時は流れ__中間テスト前日。
『ふぁあ……ねむ…』
今日は日曜日。明日から5日間テスト期間になる。
頑張らないと…な。
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侑side
この所サムの様子がおかしいと思ったら
どうやらあなたに問題集を作って貰っていたらしい。
毎晩、部屋の前を通ると1時を過ぎても電気がついていた。
なんやねん、珍しく勉強続いてるやんか_。
侑「ふぁ……寝てもーたらええのに。」
そう小さく呟いて自分の部屋へ戻った。
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あなたside
深夜1時半。勉強もはかどったから
そろそろ寝ようと思っていた時
治くんからLINEが来た。
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<宮治
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治くんとのLINEを終え、いつもの時間に目覚ましをセットしてから眠りについた。
________朝。
『ん……あんまりよく眠れなかったな、』
深夜に眠ると目が覚めた時やっぱり体が重い。
でも頑張らなきゃ!
そしていつも通りの支度をして、家を出た。
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学校にて。
『凄……ちゃんとあってるよ治くん!!』
今、朝の時間で治くんが解いていた最後の問題に
丸をつけている。
そして___なんと全問正解!
じーん、と感動してしまう
だって自分の教え子というか……成長したなぁって!!
『これ高得点狙えるよ』
治「ほんまに??俺赤点回避出来ればそれでええんやけど…」
『ふふ……実は黙ってたんだけど…これ満点取れるように工夫して作ったんだ。』
治「えっ……そうなんや…ぷ、プレッシャーや…」
胃痛なってきた…とお腹を抑え始める彼。
『あああ!ごめん、!大丈夫!赤点は絶対回避出来ると思うよ!』
しまった、逆にプレッシャーかけちゃった))汗
その後お互いに、頑張ろうねとだけ言い合って
ついに_____テストが始まった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!