第66話

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2020/04/27 14:50
結局、上着だけは濡れても大丈夫なものだったので


そのまま2人に連れられ海の中へ。



真夏とはいえど海水は冷たく



足の先がひんやりとした



侑「あなた」


『_?』



バシャッ!



『うわっ!!』



侑くんが水を手ですくい


私の顔をめがけておりゃ、とかけて来る



『………』


侑「えっ…ちょお、怒ったん……?」


治「…んなアホなことするからやで。」




『………おりゃ!』



バシャッ!!



侑「うおっ!?」




やられたらやり返す、だもんね♪




『へへーんだ、油断したでしょ??




うあっ__、』))グラッ




ガシッ



治「っ_ぶな、ここから急に深くなってるんやから、気をつけなアカンで_。」




足を踏み外し、倒れそうになった私を

片腕で受け止めてくれた治くん。




『危なかった……ありがとう!』




治「おん_/」




侑「…なぁ、あなた。俺ずーっと思てたんやけど…」



『…?なに?』



侑「あなたってめっちゃ……胸でk))」



治「あ、あそこ焼きそば売ってるやん!
あなた、一緒買いに行こ??」




『えっ、あ、うん!
…侑くん何か言いかけなかった?』



侑「なんでもあらへんッッ!!

ほな、3人で行こか」




海から上がり、焼きそばが売っている屋台の方へ

3人で一緒に向かう。




並んで待っていると
数人の女の子達が駆け寄って来た






女の子「宮先輩〜♡♡こんな所で会えるなんて!」



女の子「あの…暇だったら私達と一緒に///」



どうやらこの女の子達は稲荷崎の1年生らしい。





治「(めんどくさ…)

すまん、俺ら今日あなたと一緒にここに来たんや。」




侑「…見たらわかるやろドアホが。」))ボソッ




『ちょ、侑くんそんな言い方……』




女の子「ああっ!!天宮先輩……!

間近で見ると本当可愛いです……♡」



女の子「2人と一緒にいるってことは……


やっぱり…〝噂〟は本当なんですね、、!」




『え?噂??なんの事?』



女の子「天宮あなた先輩が……



宮兄弟のどっちかと付き合ってるっていう噂です!」



女の子「まぁ…私達は天宮さんみたいな絶世の美人
先輩なら応援しちゃいますけどっ、、///」




女の子「ね〜♡」



な……なにを言ってるんだこの子達は…



私が…治くんか侑くんと、、付き合ってる__!?




そんな噂あるんだ……2人に申し訳無いなぁ…





侑「俺と付き合うてるんやで。」

治「は?俺やし。」




女の子達「やっぱり…!?♡♡」



『!?いやいや…
侑くんと治くんは特別仲が良い友達で…!))汗』



女の子「えー、、そうなんですか??」




女の子「本当に友達関係なんだ……。

いいなぁ、天宮先輩……
宮先輩とこんなに仲が良いなんて!」




『ふふ、
2人とも凄く優しいんだよ!』))ニコッ




侑「おい、もうええやろ。わかったならどっか行き。

…行くであなた。」




グイッ___



『あ、うん、!じゃあ_ごめんね、』




女の子達「すみませんでしたっ、、!」





女の子達と話をしている間に


治くんが焼きそばを買ってくれていたみたいだ



治「めっちゃ美味そ……

あなた、あーん…」




『え、自分で食べれるよ//』




侑「俺の焼きそばの方が美味いで、
あなた、口開けてや」



『え、同じ味じゃないの??』



治「なんやツム、邪魔せんといてや」



侑「俺の前であなたとイチャれる思うたら
大間違いやで。」



『落ち着いて2人とも……』




結局どちらからももらい、

____数分後全員食べ終わった。




治「ツム、パック捨てて来てや」



侑「はぁ?…ジャンケンな。」




そう言ってじゃんけんをし始める双子。



侑「くっそ、ほな行ってくるわ」




治「…よわ。」




侑「うっさいわ!!」



侑くんが屋台の方へ行き、


治くんと2人で海を眺める。




治「なぁ…ずっと言おう思てたんやけど…」




『ん…?』




治「もう〝君付け〟やめて、


〝治〟って呼んでや__?/」



少し照れくさそうにそう言う彼。




『…じゃあ、お、おさむ…?//』




あぁああなんだろうこの恥ずかしい感じ!!



侑くんと家の食事会に行った時もそうだったけど…



名前を呼び捨てするのってなんか、凄く恥ずかしい。




治「ふ…可愛ええ…

もう1回呼んで?」




『おさむ…/』




治「良う聞こえんかった、

もういっk))」バシッ




侑「何してんねんコラ……」



『あっ!侑くん、パックありがとう。』



侑「おん、……それより、

サムのことだけ呼び捨てするんずるいわ。


俺のこともこれから〝侑〟って呼ぶんやで?」





治「あなたが嫌がってるで。」



『嫌がっては無いけど…//恥ずかしいな、』




侑「ほな次、君付けたら____



ちゅーすんで…?」))コソッ





『っ〜!//わ、わかったから!!/』




耳元でささやくのだけはやめてほしい……))涙










心臓に悪いから……。//





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