その頃、2組では。
2組担任「テスト返すで、はよ座りや〜」
女「数学マジ難しかったわ…」
男「ほんまにそれ。俺絶対赤点や、、」
2組担任「今回も悲惨やな…2組…))泣
特に宮ァ!
お前ほとんど赤点て…先生をこれ以上泣かすなやぁ…!」
侑「俺が赤点なんいつものことやん!
先生泣いたらアカン!」
クラス「「爆笑」」
2組担任「ほんっとにお前はぁ…
片割れは頑張っとったで!?
全部赤点回避した上に一教科満点やぞ!」
侑「は………?嘘やろ?あのサムが……!?」
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昼休みにて。
侑「サムぅううう!!!」
『っわ!?びっくりした…』
治「うるさいねん、なんや。」
侑「お前が赤点回避って…しかも順位まで上げて…
頭おかしなったんか!?」
はぁ、はぁ、と息を切らしながら言う侑くん。
どうやら治くんはテストの点が上がり、順位も上がっていたようだ。
さち「片割れは頑張っとったで〜って職員室で担任のマウントの取り合いやったわ。」
侑「…お前も赤点やと思っとったんに……」
治「俺はな、頑張ったんや。お前みたいに
飯食ってすぐ寝てた奴とはちゃうんやで〜」
侑「クソッ…!!」
『あはは……))苦笑』
男「おーい、宮!あ、侑の方な
北先輩が呼んでるでー」
侑「!?」))ビクッ
治「終わったな…」
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職員室にて。
2組担任「いやぁ、ほんまに宮あつには困ったもんですわ…」
1組担任「噂によると、今回治のテスト勉強に天宮が付き合うとったみたいですわ」
2組担任「天宮あなたか…全教科満点、学年1位。
凄まじい生徒が転校してきたなほんま…」
1組担任「いやぁ、天宮のお陰でクラス平均爆上がりですわ〜(笑)」
2組担任「くぅーっ、1組めぇええ!」
1組担任「それに、、転入時に高校卒業後の進路調査したら、天宮どこやー言うてたと思います?」
2組担任「?」
1組担任「東大医学部やて。」
2組担任「ゴフッ…!!!」
先生女「ちょっ、汚いですよ!!!もー!」
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あなたside
しばらくすると青ざめた顔の侑くんが戻ってきた。
侑「俺だけ……連休頭にある合宿行けへん…」
治「…北さん前もってゆーてたやん。
赤点とったやつ合宿連れてかんて。」
侑「普通ジョークや思うやん…」
治「思わんわ!北さんが嘘つかんの知ってるやろ」
しゅん、としている侑くんを見ていると
侑くんとも一緒に勉強すれば良かったな_と少し後悔した。
侑「俺明日から補習やぁ〜泣
なぁ…あなた、再テスト合格せなアカンから
勉強付き合うて〜泣」
『良いよ!
…再テスト合格しないと部活も出来ないでしょ?』
侑「あぁ!?せやった…!!よし、あなた!
今日帰って俺ん家来てや!」
えっ…
宮家に!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。