―――どぬく視点―――
ドアを開けるとそこにはあなたの事を『師匠』と呼んでいる子がいた
後ろを見るとあなたが居た
頬をぷくーっと膨らませながら怒りこっちを向いた
(ドキッ…)
ずっと気にしていた事を言われてしまった
僕は必死に笑顔を作った
……出来れば1番会いたくなかった
…目を合わせられない…
(バタン)
思わず閉めてしまった……
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学校
昼
…2人ってもしかして…
一瞬シヴァさんだと思ってしまった…僕気にしすぎだって…
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―――あなた視点―――
空き教室
シーンと静まり返っていた
時々聞こえるのは愉快な笑い声と誰かの足音ぐらい
仲良くなりたくて誘ったのに…やっぱり失敗だったかな…
(ビクッ…)
急に話しかけてきて少し驚いてしまった
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(短くてすみません💦)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!