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第13話

破壊力
慎side
あれからあなたさんを送り届けて家に帰宅。
長谷川慎
疲れたぁ…
気づけば9時を回っていていつもならお風呂に入って


くつろいでいる時間。
今すぐにでも寝たい。


そんな気持ちで急ぎめでお風呂に向かおうとした。
prrrrrrrrrr…
長谷川慎
あぁ、もうっ!
どこかのカバンから鳴り響く僕の携帯。


カバンの奥の方にあった。
画面には
"  森本 さつき  "
長谷川慎
さつきさん…?
こんな時間にどうしたんだろうか。
長谷川慎
はい、もしもし。
森本 さつき
あ、慎さん、夜遅くにごめんなさい!
長谷川慎
大丈夫…だよ?
森本 さつき
あの、ちょっと相談があるんですが…
なんで僕に?


初めはそんな気持ちだったが放っておけない…
長谷川慎
ごめん、風呂入ったら聞くからちょっと待ってて?
森本 さつき
あ、ごめんなさい!忙しい時に…
長谷川慎
ん、大丈夫、待ってて。
森本 さつき
はいっ。
お風呂に入っている時も、電話が気になって


気持ちよく入ることが出来ない。


はやくはやく、という気持ちが先走って5分で出た。
急いで携帯を手にする。


「  新着メッセージが届いています  」


ホーム画面に記されたそのメッセージ。
開くと


あなた 「 今日はありがとう。 」


あなたさんからだった。
メールが届いているだけなのに僕の心臓はバクバクと


速さを増していくのだった。


「 いえ、大丈夫ですよ!! 」


嫌な雰囲気にならないよう、!!を2個もつけた。


絶対、メンバーには付けないけどあなたさんは特別。
あ、さつきちゃん…


冷蔵庫から冷えたビールを取り出してベランダに向かう。
prrrrrrrrrr…
森本 さつき
はいっ!
長谷川慎
ごめんね、遅くなって…
森本 さつき
いえいえ!大丈夫です!
長谷川慎
ん、ところで何?相談って。
森本 さつき
あの、私実は見ちゃったんです。
長谷川慎
見たって?
森本 さつき
…壱馬さんが他の女性といる所です!
長谷川慎
え?
嘘だ…


壱馬さんがそんなことするわけない。
長谷川慎
見間違えじゃないの?
森本 さつき
いや!絶対壱馬さんです。
長谷川慎
何処で?
森本 さつき
事務所付近です。
長谷川慎
そう…なの…ね。
ゴクリとビールを喉に通す。
森本 さつき
あなたさんのことだったら
慎さんに言った方がいいのかと思って。
長谷川慎
本当に壱馬さん?
森本 さつき
はい!プリレジェの格好してました!
赤いチェックに黒いジャケット。
さつきちゃんの言っている壱馬さんの服装は


プリレジェとそっくりで…
森本 さつき
誰かと待ち合わせしてたみたいで。
壱馬さんが現場入りするのも少し遅かった。
何故かさつきちゃんの証言が正しい方向に向かっている。


壱馬さん、そんなことするはずない…よな。
長谷川慎
あなたさんには言わないでおこうね。
森本 さつき
はい!そんなの当たり前ですよ。
長谷川慎
ん、じゃあまた、明日。
森本 さつき
はい。
向こうが通話を切るのを待つ。


正直いって僕から切るのは苦手だ。
だが、
長谷川慎
…切らないの?
森本 さつき
…まだ、話していたいなって
長谷川慎
え?まだ相談事なら乗るけど?
ヘアメイクさんっていろんな悩み抱えてるよね。


そう考えたら僕達は幸せだ。


もちろん辛いことだってたくさんあった。


けど、それを乗り越えたから今があるんだし。
森本 さつき
相談じゃなくて…普通に慎さんと話したくて…
長谷川慎
僕?
森本 さつき
はい!
長谷川慎
いいけど…?
森本 さつき
ほんとですか?
長谷川慎
明日昼からだから大丈夫だよ。
森本 さつき
よかった…
安心したようなさつきちゃんの声。


そんなに僕と話したかったかぁ。


ま、歳も近いし、話しやすいよね、僕も。
森本 さつき
慎さんって高校時代彼女とかいたんですか?
長谷川慎
ん ~ 、いなかったよ。
森本 さつき
え!いると思ってた…
長谷川慎
ダンス1本だったし、恋とかしてられなかったかなぁ。
実は言うと、したかった。


とっても!!!!


友達がどんどん彼女が出来ていくと僕の中で


羨ましい気持ちが溢れていっていた。
森本 さつき
凄いですね ~ …
長谷川慎
ありがとう。
森本 さつき
もしダンスやってなかったら何してました?
長谷川慎
美容師かな。
森本 さつき
また、お洒落な職業…
長谷川慎
お父さんが美容師だから。
森本 さつき
なるほど…!
それから結構話した。


気づけば日付を跨ぎそうな時間。
森本 さつき
あ!やばい!
もうこんな時間でした!
長谷川慎
ほんとだ、早く寝なきゃ肌荒れるよ。
森本 さつき
はいっ、そうします!
長谷川慎
さつきちゃん肌綺麗だから僕羨ましい…
すると、ちょっとした沈黙。
あれ?
長谷川慎
さつきちゃ ~ ん?
森本 さつき
は、はい!
長谷川慎
どうした?
森本 さつき
肌綺麗って言って貰えたこと嬉しくて…
長谷川慎
そう?僕は綺麗だと思うな。
森本 さつき
ありがとうございます!
慎さんに言われたのが1番嬉しいです。
長谷川慎
そっか、よかったよかった。
森本 さつき
お話ありがとうございました。
長谷川慎
いいよ、じゃ、また明日ね。
森本 さつき
はい!おやすみなさい。
長谷川慎
おやすみ。
次はさつきちゃんからプチッと切ってくれて助かった。
履歴を見ると1時間14分。


相当話していた。
そんな中、LINEのアイコンに赤い1件。


あなたさん 「 上着明日返しに行くね 」


あなたさんからでちょっとだけ飛び跳ねた。


「 はい、いつでも待ってます。連絡ください。 」


無駄のない文章を送信。


あなたさん 「 まだ起きてたの! 」


「 はい!あなたさんこそ。」


あなたさん 「 私はちょっとヘアメイクの練習だよ 」


「 お疲れさまです 」


あなたさん 「 ありがとう。 」


「 寂しいですか? 」


あなたさん 「 さっきのあてにしないでよ?嘘だから。 」


「 え? 」


あなたさん 「 私は一人でも平気。」


本当かどうかはその時の僕には分からなかった。


壱馬さんがいなくて寂しい気持ちがあるけど


強がって言わないだけか。


本当に寂しくないのか。


「 寂しかったら僕に言ってくださいね 」


あなたさん 「 壱馬明日には帰ってくるから大丈夫 」


僕は必要とされてない…よね。


ちょっと心に刺さる。


「 でも、僕はあなたさんの力になりたいんで 」



今までの僕なら諦めていた場面を言い切った!


あなたさん 「 うん、ありがとうね、まこっちゃん。 」


僕の心臓は浮くかのようにドキッとした。


急に呼ばれたことの無い名前で呼ばれたから。


" まこっちゃん "


やばい、


「 まこっちゃん…笑 」


あなたさん 「 みんな呼んでるから私も呼びたくなったの 」


「 普段でも呼んでくださいよ。 」


あなたさん 「 え ~ 、私の気分がいい時ね 」


「 なら僕がずっと気分良くさせますよ 」


あなたさん 「 私結構な気分屋だけど大丈夫? 」


「 ちょっと厄介ですねぇ! 」


それからあれこれ会話してとっくに日付は越した。
楽しすぎて寝れそうにない。


あなたさん 「 私もう寝るね。」


「 はい!僕も寝ます。 」


あなたさん 「 おやすみ 」




















あなたさん 「 まこっちゃん 」






















それからぼーっと天井を見続け寝れる要素もなく


気づいたら朝を迎えていた。
長谷川慎
あなたさんの…破壊力っ…/////
鏡には顔を真っ赤にしている僕の寝起きが写っていた。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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