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第59話

気持ちが
慎side
川村壱馬
ほら、慎、行こ?
寂しそうな顔で僕を誘う。
長谷川慎
壱馬さん、いいんですか。
川村壱馬
何が?
長谷川慎
僕、あなたさん取っちゃいますよ。
川村壱馬
そんなこと改めて言わんでいいやん。
どした?と、笑ってる。
長谷川慎
本気なんです。
川村壱馬
知ってるよ。
長谷川慎
壱馬さんも、本気じゃ…
川村壱馬
見てたらわかるから。俺は。
何を、見ていたらわかるの?
長谷川慎
何をですか。
川村壱馬
ううん、なんでもない。
ほら、慎早く食べよって。
自分の言ったことを流すように消した。


座ると同時にあなたさんを横目で見ると
玲於さんと龍友さんと話してる。


3人とも真剣な顔してる。
龍友さんはあなたさんのこと女神だとか可愛いだとか


すごく可愛がっているのは知っている。


けど、好きかと言われたら違うらしい。
だから、嫉妬はしない。
けど、玲於さんの場合。
大事な大事な妹みたいな感じ?


と、あなたさんの管理人みたいで
近寄り難い。
もちろん、嫌いじゃない。むしろ好き。


改めて尊敬する人、
けど、どこか僕は嫉妬してしまう。


あんなに近くにいてあなたさんは何も思わないのは


いつも一緒にいてあの距離が当たり前になってきてるから?


だとしたら何も言えない。
浦川翔平
ま ~ こ。
長谷川慎
翔平さん、
浦川翔平
なにボケっとして。
長谷川慎
問題を解いてました。
浦川翔平
解けた?
長谷川慎
まだです。
浦川翔平
ふ ~ ん、多分その問題は
もっと先に解けるんじゃない?
長谷川慎
へ?
浦川翔平
あなたちゃんの事でしょ ~ 、どうせ。
長谷川慎
どうせは余計です。
浦川翔平
恋してんなぁ、まこは。
長谷川慎
辛いですよ ~ 。
ゴクッとお酒が進む。
翔平さんはいいよなぁ。


悩みが無さそうで。


そんな妬みを心の中でしか言えない僕は卑怯者。
浦川翔平
その悩み抱えてんのまこだけじゃないみたいね。
長谷川慎
え?
浦川翔平
ほら、見てみ?
小さく指をさしたのは壱馬さん。
すっごい楽しそうで凄い悲しそう。
浦川翔平
壱馬さん、相当悩んでるね ~ 。
長谷川慎
え?
浦川翔平
多分、あなたちゃんのこと好きなんだろうね。
長谷川慎
好きですよ、壱馬さんも。
浦川翔平
へぇ…
長谷川慎
さっき、見ててわかるからいい。って言われたんです。
浦川翔平
あ、そゆこと…
長谷川慎
え?
翔平さんにはわかる何かがあるのか。
僕には分からない。


なんで寂しそうな顔するんですか。


悲しそうなのに楽しそうに笑うのですか。


いつもは諦めない根性の塊なのに


あなたさんの事になると自分を下に見るのですか。


いつもならわかる壱馬さんの気持ち。
今は、壱馬さんの気持ちが、分からない。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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