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第60話

完結
あなたside
あなた

ってことなんです。

そう話せば二人して


" 何アホな事言ってんの? "


みたいな目で見てくるから!
あなた

なんですか!

佐野玲於
お前、正気?
あなた

正気ですよ!?

数原龍友
またかわいい悩みで。
あなた

ば、馬鹿にしないでくださいよ。

数原龍友
馬鹿にしたつもりはないねん。
ただ、分かり切ったこと僕ら聞いたから。
あなた

分かり切ったこと?

佐野玲於
お前、本気で慎のこと好きなの?
気づいたら慎くんが私の中で特別な存在になっていた。


ずっと一緒に居てくれて


私にとってなくちゃいけない存在。
あなた

はい。

佐野玲於
なら、早めに気持ち伝えたら?
あなた

え!

数原龍友
まこっちゃん待ってんじゃない?
あなた

でも…

佐野玲於
慎、ずっとお前のこと好きだって知ってた?
あなた

え?

ずっと…?


そんな…
あなた

私、伝えた方がいいのかな。

佐野玲於
そりゃ、そうだな。
数原龍友
素直になり ~ よ。
初めはただ、かわいい後輩。


熱出して急に倒れるもんだから看病していた。


その時から何かが私の中で動き始めていたのかもしれない。


会う度会う度、見つけるのが早くなっていた。


早くなるのにそう時間は掛からなかったし


むしろ、仲良くなって距離も縮まって嬉しかった。


壱馬の優しさが裏目に出たことだって


一番に側にいてくれたのは慎くん。


どんなときも。


大丈夫ですよ。


そう優しい声でいつも励ましてくれていた。


それなのに、私の勝手で慎くんを引きづっていた。


こんな私でもいいの…?
あなた

私っ…

数原龍友
玲於 ~ 、泣かすなよ ~ 。
佐野玲於
なんで俺なんすか!
数原龍友
ちょっとちょっと ~ 。
龍友さんの大きな声で広まった。


やばいやばい。


めちゃめちゃ注目されてる…


泣いてるところなんて見て欲しくないのに…
数原龍友
まこっち
龍友さんが声をあげようとした時。


目を隠していた手をパッと取られ
振り向くと
長谷川慎
いくら先輩でも
好きな人泣かされたら困りますよ。
あなた

慎くんっ…

長谷川慎
行くよ。あなたさん。
公開。


幸せだけどはずかしい。
手を取られ歩いてきたのは近くの公園。


そう、慎くんに最初に気持ちを伝えられた場所。


今になっては懐かしい思い出。
あの頃は若葉だった緑の葉も今となり、先端だけ黄色くなり


秋の訪れを知らせていた。
あなた

慎くんっ、大丈…

長谷川慎
泣かされたって、聞こえて…
お互い顔を合わせると慎は顔を赤くしてる。
あなた

あれは!ただ玲於くんや龍友さんに悩み聞いてもらっていただけだよ!?

長谷川慎
え?
あなた

泣かされてない笑

長谷川慎
そ、そうなんですか…?
あなた

ごめん…ね?

なんだ、と崩れ落ちる慎くん。


ぐだあっとなり、ベンチに座る。
長谷川慎
マジで焦った…
あなた

え?そんなに ~ ?

長谷川慎
泣いてるって言うからつい足ぶつけちゃったんですよ?
ほら、と膝を上にあげて見せてくるけど


ズボン履いてるから。ね?慎くん。


私にその痛みはわかんないよ?笑
天然な彼も、
あなた

…好きだなぁ。

長谷川慎
え?
あなた

好きになっちゃった。

長谷川慎
な、何が!?
あなた

慎くんのこと。

長谷川慎
…あなたさん?
あなた

本気だよ?

長谷川慎
信じて…いいの?
あなた

うん。

その途端、下がっていた口は上に上がり


不意に見せる笑顔。
私に抱き着いてきてぐるぐる回る。


はぁ、、いい匂い。


馬鹿馬鹿。


幸せ。


本当だ、気持ち伝えたらスッキリ。


悩みなんて吹っ飛んだなぁ。


止まると、慎くんの、顔がすぐ側にあるもんだから


私はビックリして顔を背けた。
長谷川慎
あなたさん…
あなた

は、いっ…

長谷川慎
ずっとずっと好きでした。
僕と付き合って、ください。
腰に手を回され、近くなる距離。
あなた

はいっ、お願いします!

長谷川慎
やった…
そう小さく喜ぶ彼の頬に背伸びをしてキスをした。
長谷川慎
あなた

動揺してるの?

やっぱ、先輩らしいところ見せなきゃ。


なんて思った私が馬鹿だったのか。


あっという間に立場逆転。
名前を呼ばれ、慎くんの手が後頭部に回ると


近まる顔とともに触れた唇。
あっという間の行為に唖然。
長谷川慎
するなら、こっちの方がいいです。
それにあなたさんの願いやっと叶えられた。
照れるように笑う慎くんに酷く心を苦しめられる。
あなた

ばかっ…

ぎゅっと抱き締めてこの上ない幸せを噛み締める。
あなた

慎くん、好き ~ 。

長谷川慎
僕は大好き。
ずっと、待たせてごめんね?




" 好きになってもいいよ "




初めからその答えだったのかもしれない。
Fin

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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