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第44話

家飲み
あなた

入って ~ 、入って ~ 。

長谷川慎
お邪魔しま ~ す…
よそよそしく、キョロキョロして慎くんが入ってくる。
あなた

なに、緊張する?

靴をしっかり揃える慎くんの後ろから聞いた。
長谷川慎
そりゃ、もちろん…
あなた

へぇ ~ 。

私は冷蔵庫の中にあるお酒を出して


ソファに座る慎くんに渡した。
長谷川慎
これ、僕好きです。
あなた

なら、よかった。

その隣に腰をかけてカチッとお酒を開ける。


そして、慎くんのと私のを乾杯と合わせる。
ごくごく…と染み込むお酒。


はぁ、今日は疲れた。
あなた

慎くん何してたの?

長谷川慎
ジム行ってました。
あなた

程よい筋肉付いたかぁ ~ ?

長谷川慎
ん ~ 、あなたさんの言う
程よい筋肉がわかんないです。
あなた

だ ~ か ~ ら!
さりげなく割れてる腹筋が好きなの。

長谷川慎
ん ~ 、これ、どうですか?
と、急に慎くんは自分のTシャツをめくった。
それにはびっくりした。


生の腹筋。
どんどん血流が早く巡るのが分かる。
あなた

う、うん…いいね。

長谷川慎
ん?照れてるんっすか?
からかってる。この男。
あなた

照れてないし。

ソファに足を上げて頭を慎くんの腕にもたれた。
だから、慎くんと私の距離は0。
長谷川慎
ちょっと、あなたさん…、
あなた

ん、

長谷川慎
ん、じゃないですよ。
あなた

いいじゃん、私、今日失恋したんだから。

長谷川慎
…え?
ソファの上で正座して慎くんを、見た。


壱馬を振った。


諦めたって言った方がいいかな。


でも、失恋には変わりない。
あなた

っ…壱馬と終わっちゃった…!
だから慰めてよ。まこっちゃん。

今までの楽しかった思い出を振り返って話すと


涙が零れて缶のギリギリを落ちていく。
長谷川慎
あなたさん…
あなた

私、私頑張っ…

慎くんの胸の中にいた。
長谷川慎
頑張りましたね。
あなた

うんっ…

トントンと背中をしてくれてる慎くん。
慎くん、熱い。


お酒効いてきてるかな。
長谷川慎
今日は僕にいっぱい話してもいいですよ。
あなた

え ~ 、どうしようかな。

お互い向き合って、笑う。
月の光が丁度差し込んで、慎くんの顔が暗く見える。


それにしても今日は雲ひとつない夜空。


私はベランダのドアを開けた。
そして、ベランダに出た。
夏の夜の暑さ。


けど、少しだけ風が吹く。
長谷川慎
わ、結構綺麗。
あなた

結構って言うな、

バシッと左手の甲で慎くんの肩を叩く。
長谷川慎
へへへ、綺麗ですって、
ちょっとだけ酔ってるのか慎くんはふにゃふにゃな


笑顔を見せるようになった。
あなた

慎くん、酔ってるでしょ。

長谷川慎
え?
あなた

顔赤いよ。

長谷川慎
そうですかぁ?
完璧語尾が伸びてるし


私もちょっとまたずつ酔い始める。
あなた

慎くん、失恋した時どうしてた?

長谷川慎
ん ~ 、好きなことして忘れようとしてました。
あなた

忘れられてないの?

長谷川慎
はい。
あなた

え?

長谷川慎
あなたさんの事ですよ。
あなた

長谷川慎
1回振られて何度もショッピングとか
翔平さんと行ったんですけどやっぱ無理です。
あなたさんが浮かんできて諦めるどころか
諦めがつかなくなってしまって、今です。
あなた

ってことは

長谷川慎
今も好きですよ、あなたさん。
てか前言ったじゃないですか。
絶対諦めないって。
あなた

うん、言ってたなぁ。

長谷川慎
これであなたさんの隣にい放題。
あなた

こら。

長谷川慎
うへへ、
私をぎゅっと抱き締めてくる。


その時、私の心臓はバクバクと音を立てて動く。
あなた

慎くん、中はいろ。
暑くなってきた。

長谷川慎
それは、僕にドキドキしてるからですか?
あなた

なっ、なわけないでしょ、

長谷川慎
嘘だあ 。
あなた

ほんと!ほら、早く。

慎くんの手を引いて部屋に入る。


クーラーの効いた部屋。
今の私には丁度いい。
ソファにお互い座ると慎くんは私のお腹に手を回して
抱き着いてきた。


やばいぞ、この子。


お酒が入ると甘えたちゃんになる!!!
長谷川慎
あなたさ ~ ん…
あなた

なに?

長谷川慎
ふふふ、何にもです。
ふにゃふにゃの顔で笑う慎くん。


もう、慎じゃないまこっちゃんになった。
あなた

慎くんギャップすごいね。

長谷川慎
ん ~ 、そうですかぁ?
あなた

踊ってる時はめちゃくちゃカッコイイのに
今ではすごく可愛い。

長谷川慎
えへへ、あなたさんに言われるなら
なんでもいいです!
さっきよりも私のお腹を締め付ける力が加わって


ちょっとキツくなる、
長谷川慎
あなたさん細すぎますよ、
あなた

別に細くないよ。

やばいやばい、慎くんの顔が赤く染ってきて
私の太ももの上に頭を乗せた。
キュルンとした目で私を見あげる。
長谷川慎
あなたさんっ…
あなた

なに…?

長谷川慎
好きです。
そういうとニコ ~ っと笑う。


その笑顔ダメだなぁ、私。
眠りについて行った慎くん。


疲れてたのかな、私の為に来てくれて
ゆっくり私はどいてタオルケットを掛けてあげた。
私も寝なきゃ…


てか、寝れん!!!


慎くんの言葉が鮮明に思い浮かんで寝れない。


どうしよう。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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