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第43話

大人の余裕
川村壱馬
え?
あなた

その子のところ行って?

川村壱馬
でも
あなた

電話してあげなきゃ!
何か急用なのかもしれない。

私って、馬鹿なのかな。
恋人のこと応援して自分を自分で傷つけた。


ちょっとだけ思った。


行かないでくれるのかな。


って。
川村壱馬
…ごめん
けど、無理だった。


暑い夜に1人ぽつんと残され立ち止まる。
あなた

はぁ…終わっちゃった…

今まで溜め込んでいた思いを伝えられてよかった。


壱馬、ちゃんと幸せにしてあげなよ、


私なんていい人なんだろうな。なんて。
帰って、またお酒飲もうかな。
今日のことはお酒で流そう。
家に向かおうとすると
長谷川慎
…ん!
え?


何今の、
長谷川慎
…さん!
あなた

え?

振り向くと
長谷川慎
あなたさん!!
子犬のように私に走ってくる慎くん!?
あなた

どうして!?

長谷川慎
どうしてって、壱馬さんが…
あなた

壱馬?

長谷川慎
あなたさんがお腹壊したらしいから
って言われて急いできたんですけど…
と、キョロキョロしてる。


髪の毛も走ってくれたのか前髪は真っ二つに別れてて


マスクも顎に。
あなた

お腹痛くないよ。笑

長谷川慎
え 、痛くないんですか。
慎くんの抜けた顔を見て面白くなった。
あなた

ふはっ、来てくれてありがとね。

長谷川慎
いえっ、あなたさんのことなら
どこでも飛んでいきますよ。
安心できるな、慎くん、
あなた

ねぇ、付き合ってよ。

長谷川慎
え?
あなた

飲みに。

長谷川慎
あ、あ ~ !もちろん。
面白いなぁ。慎くん。


勘違いしてるのかな、


ダメダメ、気持ち弄んじゃダメだな。
あなた

私の家来てよ、

長谷川慎
え?あなたさんの家?
あなた

なんか飲みたい気分なの。

おかしいなぁ。


こんな私、初めてだ。


人に甘えるのはいつぶりだろうか。


お酒の入っている私、だからこんなこと言えちゃうのか。
長谷川慎
分かりました。
あなた

うん…

慎くんと隣で並んで私の家に向かう。
意地悪しちゃう。


そっと慎くんの手に私の手を絡ませれば


ビクッと体が反応してる。


かわいい。


ぎゅっとすれば慎くんもぎゅっとしてくれる、
あなた

慎くん、可愛いね。

長谷川慎
僕に可愛いって言うと怒ります。
あなた

なんで?

長谷川慎
あなたさんにはカッコイイって言われたいんです。
あなた

…慎くんは十分にかっこいいよ。

そうして、慎くんとの距離を詰めると
長谷川慎
駄目です、あなたさん。
あなた

何が…?

長谷川慎
保たないんで…その…
あなた

ふふっ、やっぱ可愛いじゃん。

距離を詰めたことによって赤くなる顔。


母性本能くすぐる。
長谷川慎
だからっ、かっこいいって言ってください。
あなた

かっこいい ~ 、

長谷川慎
気持ち込めて?
あなた

慎くん、カッコイイ。

自分で  気持ち込めて  って言ったのに


真っ赤にして左手を口に持ってきてる。
照れてるんだなって分かった。
長谷川慎
あなたさんって罪ですよね。
あなた

何言ってんの ~ ?

長谷川慎
可愛すぎの罪です。
やばい…


慎くんのことからかってる自分が
長谷川慎
あ、あなたさん顔赤い。
照れてるんだ、可愛いですね。
あなた

くそぉ…

長谷川慎
お返しです。
大人の余裕を見せてあげようと思ったのに


やっぱ、慎くんにはかなうことなく、
あなた

ここ。

私のアパートに着いた。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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