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第64話

.
髪を切りに行く当日。
あなた

ああああああ、どうしよ。決まんない!

せっかくの慎くんの御両親に会うのに


ちゃんとした服が決まらない。
いつもならすぐ決まっちゃうのに


やっぱ、緊張しちゃうのかな。
鏡をぼーっと見つめてたら時間は過ぎるだけ。


家に来てくれるのが10時で今は9時半。


そろそろやばいんだよ!
それに、慎くんちょっと早めに来る人だから


多分、そろそろ…
ピーンポーン
あなた

来た…

予想通り。
スリッパの音を鳴らして玄関に向かう。
あなた

どそっ!

長谷川慎
あなたさん、おはよ?
あなた

うん、おはよ。

長谷川慎
てか、なんで着替えてないの?
あなた

あ!!そうだった!

…いっその事慎くんに選んでもらおうかな


その方が確実にお洒落だと思うし。
何週間が経てば慣れてくるもの。


私の部屋を勝手に漁る。
本棚を見ては  これ何の本? と聞く。


本に興味あるんだ、なんて慎くんの趣味も知れた。


嬉しい。
今日は珍しくソファに座ってなにかしてる。
あなた

慎くん、

長谷川慎
ん ~ ?
中身のない反応。
あなた

私の服選んでくれない?

長谷川慎
服?
服に異常に反応した慎くん。


ソファの背もたれに身体を預けてだらぁっとする。
あなた

御両親に会うとか考えたら
いつも通り服選べなくなった…

長谷川慎
いいよ。
やっぱ、好きなものには乗り気な慎くん。
よっこいしょっと高い背を起こして私の元へ。
長谷川慎
クローゼットいい?
あなた

うん!

長谷川慎
お邪魔しま ~ す。
と、私の服をマジマジと見つめる。


ちょっと恥ずかしくなる。


女の子の服は扱わないから難しいな、と呟く。


そりゃそう。


慎くん男の子だし。
長谷川慎
これとこれ。
服を見始めてから5分も経たないうちに2択に絞られた服。
そこからまた慎くんの華麗な服裁き?で一択に。
長谷川慎
よしっ。
ベッドの上に並ぶ私の服。
あなた

これ?

長谷川慎
あなたさん細いからこういうの似合うと思いますよ。
あなた

ありがとう ~ 、感謝!!

早速着ようと思ったら慎くんがいる。


出て行こうとしないし。
あなた

慎くん?

長谷川慎
はい?
あなた

私…ね?…着替えるんだけどな?

そう言うとあ!と顔に出てて
長谷川慎
ごめんなさい!
焦った顔で出て行った。


またそれも可愛いなぁなんて母性本能フル回転。
慎くんが選んでくれた服。


着てみて鏡を見ると
あなた

いいっ…

やっぱ、慎くんはお洒落。
七分丈のワンピース。
着ようと思っててなかなか着れてなかったワンピース。
花柄がポイントで可愛いの。
あなた

慎くんっ!

寝室から出ると


また、ソファに座ってなにかしてたみたいで
長谷川慎
ん?
あなた

どう?

長谷川慎
…めちゃめちゃ可愛いです。
そういう慎くんの手に
あなた

ちょっと、慎くん。それ…

長谷川慎
あ、
それって…さ


私の…
あなた

…写真

長谷川慎
えっとこれは…
高校時代の写真。


アルバムにして棚に置いていた。


それを抜き出したんだな、まこつ。
あなた

な ~ に、見てんの ~ 、まこっちゃん。

私だって慎くんに意地悪しちゃう。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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