慎side
目を覚ませば隣に僕の大好きな人がいて眠ってる。
こんな幸せな朝、経験したことない。
ニヤケが止まらなくなって
声に出てしまった。
眠りから覚めたお姫様。
僕の彼女です。
朝が弱いあなたはまだ目が開いてない。
それでも可愛いからいい。
それにしても昨日は凄かった…
ひっさしぶりにドキドキした。
あんな、色気のあるあなた…凄かった…
僕の名前を呼ぶあなたは今も頭に残って再生される。
はぁ、朝からダメだわ、僕。
ほら、、ね、この人。
ほんとに無防備なの。
上から見えちゃう谷間とか?
ほら、小柄だけど意外とあって…って
変態かっ。
ギロっと睨まれる。
やばい、、読まれてた。
意地悪で言ってみたら本気で顔を赤くして布団に潜る。
やべ、かわいい。
僕の彼女は意外とツンデレなのかもしれません。
両手を頭の下に置いて天井を見上げた。
僕、やっと…
嬉しさをかみしてめたら
何かが腰に…
下を見るとあなたで。
何してんの!?
って言いそうになったけど
そう言って涙を流して寝てる彼女の姿を見れば
もっと上に持ってきて僕も抱き締めた。
ぎゅっと力が強まった。
こりゃ、起きてますね、あなたさん。
顔真っ赤っすよ?
.
ベッドから出てからそれしか言わない。
他に言うことないのかよっ。
って、まだ早いわ、この人には。
目を合わせてあげると
なに?と困り顔になるのもまた可愛くて
じっと見つめてしまう。
僕のために朝ごはん作ってくれてるんだなぁ。
嬉しっ。
好きだわ、やっぱ。
心からそう思えた。
この光景、なんだか新婚…って感じ。
うっっっわっ。
今のすごいマシンガン使ってきたよ?
同じこと考えてたわ。
すっごい嬉しい。
早く、
" 長谷川あなた "
に
ならないかな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!