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第54話

さつきちゃん
慎side
あなたさんに電話かければ可愛いことばかり言う。


これだから諦められないんだ。
壱馬さんと別れてから夜の街を歩く。


その途中に電話かけた。
長谷川慎
…会いたいです。
そう、独り言のように呟けば
あなた

…私も。

…は?


ん…、?
今、僕の頭の中は思考停止。
長谷川慎
うぇ!?
ビックリして夜道で大声を出した。


行き交う人達にチラチラと見られ、軽く注目浴びてる。
あなた

じ、じゃ!!また…ね?

長谷川慎
ま、また!
また…ね?


と、疑問になるのもまた可愛い。
プツっと切れた電話。


僕はその場に立ち尽くす。
頭がぼーっとする。


幸せ。
家に帰ると静かで真っ暗な家。
長谷川慎
ただいま …
誰もいない部屋に響く僕の声。
今日は疲れた。


けど、幸せだった。
不器用にカバンを床に置くと僕はソファに倒れ込んだ。
ボブっと音がつくような感じ。
はぁ、と息を吐く。
ゴロンと転がって上をむく。
自然にあなたさんの顔が浮かぶ。
ふふっとついニヤついちゃう。
つい、寝落ちしてしまいそうになった所、ぱっと思い出して


風呂に向かった。
長谷川慎
危ねぇ…
風呂からあがるととっくに日付は変わっていて
また、寝不足になるな、なんて考えていた。
ソファに座って携帯を見ると


二件の通知。


" さつきちゃん : 慎さん、 "
"  さつきちゃん : 会いたいって言ったら困りますか  "


え?
3分前。


そう表示されていた文字。


ついさっきか。
何が何だか僕には理解出来なくて



" 会いたいって言ったら困りますか "






困らなくはないけど、なんで?ってなるかな。
多分、LINEだけでは解決にならない。


そう感じて、
prrrrrrrrrr
長谷川慎
もしもし?さつきちゃん?
森本 さつき
慎さん。
長谷川慎
どうした?なにかあった?
森本 さつき
そのまんまの通りです。
ただ、慎さんに会いたくなったんです。
長谷川慎
あ、悩み?悩みならいくらでも ───
森本 さつき
好きなんです。
さつきちゃんの思わぬ発言にドクッと心臓が鳴る。
長谷川慎
好き?
森本 さつき
慎さんのこと好きです。
長谷川慎
…ありがとう。
その5文字しか言えなくて
森本 さつき
知ってます。
最初から私に勝ち目なんかないって
分かってましたから。
段々と弱くなる声。


悲しませた。
長谷川慎
ごめん、さつきちゃんを
そういう目では見たこと無かった。
森本 さつき
うん、分かってましたよ。
けど言わないで欲しかったです!
作った笑いを声に表す。


ああ、僕、最低。
長谷川慎
ごめん、
森本 さつき
いえ!これからも普通にしててくださいね。
長谷川慎
当たり前だよ。
森本 さつき
変な対応したらもうメイクしませんよ。
長谷川慎
普通にしますよ。
森本 さつき
ふふっ、じゃ、おやすみなさい。
いつもはさつきちゃん、切るのが嫌だから


僕から切っていたのに


今日は、僕より先にさつきちゃんが切った。


当たり前か…?
告白ってすっごい勇気いるもん。


僕だってそう。
未だにごめんとしか言われたことない。


けど、今最近、少しづつ動いてるって言うのは


僕だけが感じてるのか。


地道に僕は思っている。
a.m.2:05
長谷川慎
やっべ…
乾いた髪の毛を一応ドライヤーで冷風で乾かす。
電気を全て消して眠りについた。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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