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第4話

翔平さん、
ていうのが僕が恋に落ちた理由。
電話に出てからもう時間が経つけどなかなか帰ってこない。


長電話…か。


まぁ、恋人なら仕方ないか。
浦川翔平
まこ ~ 。
長谷川慎
はい?
浦川翔平
何してるの。
長谷川慎
え、いや、サイト見てて…
浦川翔平
顔、死んでたよ?
長谷川慎
まじっすか。
浦川翔平
まじまじ。
と、翔平さんは僕の隣に座って机に肘をつき僕を見る。
浦川翔平
ふふ ~ ん、分かったぞ。
まこ、壱馬さんに嫉妬してんのか!
長谷川慎
声でかい!!
思わず翔平さんの口に手を当てて止める。


幸い、周りにはイヤホンしてる人が多く聞いてる人は


少なかっただろう。


僕があなたさんに好意を寄せてるって言うことは


なぜか翔平さんが知ってて


よく、いじらる。
浦川翔平
ず ~ ぼ ~ し ~ 。
長谷川慎
うるさいですよ。
浦川翔平
あの二人かなりのお似合いで…
長谷川慎
わざとそうやって僕に言ってくる。


意地悪だ、ほんと。
浦川翔平
ま、頑張れってことよ。
長谷川慎
何をどう頑張るんです!?
浦川翔平
ん ~ 、そう言われるとわかんねっ!
突然ふざけ出す翔平さん、


いつもだったら面白いからずっと見てられるけど


今は超絶ムカついて真顔で見てあげた。
するとメンバーに向かって
浦川翔平
ねぇ、まこが凄い怖い目で見てくるんですけど ~ 。
RIKU
仕方ないよ ~ 。
翔平さんはグループのムードメーカー。


いつも場を和ませてくれて僕とも仲良くしてくれている。
長谷川慎
翔平さん、コンビニ行きましょ。
浦川翔平
おけい。
すんなり着いてきてくれるのは翔平さんの優しさ。
RIKU
切り替え早。
流石やなぁ。
そんな楽屋を出て廊下に出ると


壁にもたれてにこやかに話す壱馬さん。
わぁ…、めちゃくちゃ幸せそうな顔してるし…
浦川翔平
ほらぁ、まこ、行くぞ ~ 。
僕の背中を押す。
僕達に気づいた壱馬さんは携帯を持たない手で


手を振ってくれた。
僕らも振り返す。
コンビニに着く。
浦川翔平
いやぁ、ラブラブでした。
長谷川慎
知ってることわざわざ口に出さないで貰えます?
浦川翔平
ついね、うっかり。
ペコペコと頭を下げてアイスのケースに目が移る。
浦川翔平
ICE BOXだ。
長谷川慎
あ ~ 、ほんとだ。
夏になりかけの今、ちょっと冷たすぎ?
僕らがICE BOXの歌として出させてもらっている。
浦川翔平
ひとつ買ってこうかなぁ。
長谷川慎
どうぞ?
パッと2個取って若干スキップでレジに向かう。
長谷川慎
一個多いんじゃ?
浦川翔平
ん?まこの。
サラッと買ってくれるところは先輩らしい。
長谷川慎
ありがとうございます。
そう言って自分の買いたいものの場所へ。
飲み物の炭酸水を手に取ってレジに向かう。


外では左手に袋をぶら下げて待ってる翔平さん。
なにやら携帯を見てるようで…


僕の視線に気づいた翔平さんは手で顔を仰ぐように


早く!と伝えた。
そして、買い物を済ませ戻る。
長谷川慎
お待たせしました…
浦川翔平
溶けちゃいそう…
長谷川慎
僕も。
6月とは言えないほどの暑さ。


梅雨のシーズンでもあり湿気のすごいこの季節は


髪も言うことを聞いてくれない時があり嫌いな季節。
浦川翔平
ねぇねぇ、あれって…?
翔平さんの指差す方を見ると
長谷川慎
あなたさん。
浦川翔平
何してるの?
壱馬さんの二人で歩いている姿。


久しぶりに見た…!


あの熱で倒れた撮影から何度か見かけたけど


こうして遠目で見つけてしまうなんてちょっと重症。


そして、壱馬さんは思いっきりマスクと帽子で防御してる。
それでもわかるオーラ。
長谷川慎
嫌なもの見ちゃった。
浦川翔平
ささっ、帰ろうな。
トントン、と肩を叩いてくれる翔平さん。
長谷川慎
告白する気は無いですけど。
浦川翔平
まぁなぁ ~ 、目に見えてるからね。
あんなニヤついた壱馬さんはあまり見ないし


可愛すぎる笑顔で笑うあなたさんも幸せそうだし。


僕の踏み入れる場所は何処にもないんだから。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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