第17話

1枚の封筒
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2018/10/04 11:57
部屋に着いた。
1枚の封筒が部屋の真ん中にあった。
中を開けるか栄祐さんは悩んでいるみたいだ。俺も悩むしかなかった。
本当にいいのだろうか。
栄祐さんが溜息をついた。

「もし誰かの嫌な過去が書いてあっても脅したりはしたくない。君にもしないでほしい。いいかい?」

栄祐さんはまっすぐ俺を見た。
真面目な栄祐さんだからそれに応えようと思う。

「分かりました。絶対にしません。」

「…よし。じゃあ、開けるよ。」

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