高橋 「 そ ー 言えば球技大会もうすぐやな 」
『 あ ー 、 、 私は球技好きやないかな 』
高橋 「 じゃあ 、 何にも出ないん ? 」
『 出ない 、 得点係やればそれでいいって
先生が許してくれたから 』
高橋 「 ちょっと見てみたかってんけどな
あなたちゃんの球技 」
『 まじ下手やから見ない方がいいよ
高橋くんはなんか出るん ? 』
高橋 「 俺はバスケかな ー
一応バスケ部キャプテンやし 」
『 あ 、 高橋くんがいるから放課後の体育館
あんなに女子たちで溢れてるんや 』
高橋 「 ちょっとうるさいけどな 」
『 ホント人気やね 笑 』
高橋 「 あなたちゃんも見に来てよ !
ギャラリ ー なら人少ないし ! 」
『 でも 、 うるさくなるから嫌やなかったん ? 』
高橋 「 あなたちゃんは騒がないやろ ?
それにあなたちゃんなら嬉しいし ! 」
『 じゃあ 、 今日幼馴染の結南と
行ってみるね 笑 』
高橋 「 よっしゃ ! 俺頑張っちゃう ! 」
私なら嬉しいって他の子と私とで
何が違うのかは分からないけど
そんなこと言われたこともなくて
すごく嬉しかったから行ってみることにした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。