俺は
優梨ちゃん、あなたを
呼んだ。
あ「どうしたの?」
翔「みんなにも聞いてほしいんだ。」
潤「ん?」
翔「俺、優梨ちゃんと、あなたの父親なんだ。」
あ「え?」
優梨「パパ?」
翔「そうだよ^^」
あ「・・・・・・」
びっくりだよな・・・
雅紀「翔ちゃん、本当なの?
あなたと優梨ちゃんの父親って。」
翔「本当だよ。
証拠がある。」
俺は
あなたが小さい頃に撮った写真を見せた。
潤「本当だ・・・」
智「じゃ、なんで、
子供が虐待されてるの
止めなかったの?」
翔「足が、動かなくて
それに、妻に、止めるなって言われて
妻が、怖くて・・・・・・
本当に後悔してる・・・
ごめんね・・・」
あ「翔ちゃん、顔上げて?」
翔「うん。」
あ「確かに、お母さんは怖かった。
なぐるし、けるし・・・
ご飯も食べるなって言われたし・・・
だけど、お父さんだけは
叩かなかったし、消毒してくれたの
覚えてる・・・
だから、翔ちゃんのこと、うらんでないよ。
翔ちゃん、これから、パパって言っていい?」
翔「もちろん!
いいよ^^」
あ「パパー!(><)」
俺はあなたを受け止め、
背中をさすった。
翔「あまり、泣くと
苦しくなるよ。」
あ「う、うんっ。」
優梨「お姉ちゃん、大丈夫?」
あ「大丈夫だよ^^
優梨、翔ちゃんがパパだから、
パパに抱っこしてもらいな?(笑)」
優梨「パパ」
俺は、優梨を抱っこした。
小学一年生だからね。
今だけだね。
抱っこは(笑)
これから、
ずっと、2人のパパだからな!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。