おなかいっぱい!あんみつ美味しかったなぁ。
炭治郎、おはぎ作らないか。
おはぎですか?冨岡さんが俺で良かったら!
あ!あなた!!あなたもどう?
え?何を?
おはぎだ。不死川が好きなんでな。時々作っているんだが。
良いんですか?
もちろん!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
不死川さんっておはぎ好きなんですね。意外です!
俺も最初は意外だった。
ていうか冨岡さん、どうして不死川さんにおはぎを作ろうと思ったんですか?
相手の好物を渡せば好意が湧くと思ってな。
そういえば。さっき悲鳴嶼から聞いたが記憶があるのか?
鬼姫の…ですか?
そうなの?あなたが良かったら聞かせて!
…
い、いや!別に嫌だったらいいけど…。
あ、全然!でも話してみんなに嫌われたりしないかなと考えちゃって。
大丈夫だ。
じゃあ長話になるので今はおはぎを作りましょう!おはぎを作ったあとでお話します。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
できた!!
ひとつぐらいなら食べてもいいぞ。
いいんですか!いただきます!
私も!
モグモグ…
甘くて美味しい!!!
お餅がとても柔らかくて美味しいです!
よし。コレなら不死川も喜ぶだろう。炭治郎とあなたも行くか?
はい、ぜひ!!
はい!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
不死川。
なんだァ、冨岡。
今おはぎを作っていたんだが食べるか。
おはぎ…!い、いやいい。お前が作ったものはいらねぇ。
そうか…。あなたも一緒に作ったのにな。
はい!一緒に作りました!!
俺もです!
あなたが作ったのか?
どうする。食べるか。
き、今日は食べてやる!
…美味い。
良かった…!
そうだ、不死川。この後あなたの前世の鬼姫のことについての記憶の話を聞くんだがお前もどうだ。
記憶か?
…あなたがいいなら行く。
いいか、あなた。
はい、どうぞ。
逆にみんなに少しずつ私の事知って欲しいので来てください!
なら行く。
じゃあ場所を変えましょうか。多分あの人たちも気になってると思うから。
あの人たち…?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。