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第9話

最終話 私の過去 
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2022/02/26 07:00 更新
「エーミール?大丈夫か?」

「う…?医務室?」

目が覚めると皆さんがいた。私はベットに寝ていた。

「どうして、ここに?」

聞くと私は急に血を吐いて倒れたらしい。鬱さんに、あることを言われて

「…落ち着いて聞いてくれよ?お前の過去、調べさせてもらった」

「!!」

なるほど、私はその事を言われて記憶がよみがえったんですね

「エミさんの過去?」

「あぁ。」

「…分かりました、そろそろ話しましょう」

いつかは話さないといけないと分かっていたんだ。

「無理は、すんなよ」

私の過去は…


A国に産まれ、9歳まではA国で育った。本だらけの狭い部屋で。使用人、母親、父親に要らない、必要ないと言われて育てられた。完璧じゃないといけなくなって、苦しくなって…そんな日々を過ごしてたある日、急に捨てられた。どうすれば良いのか分からなくて、ひたすらさまよってた。ゴミをあさって、残飯を食べて…そんな生活をしてたある日、心優しい人に拾われた。「大丈夫?」「何歳?」「家は?」と聞いてくれて、大丈夫じゃない。辛い、辛い。9歳。家は、帰るところはないと応えた。そしたら、その人は家に連れて行ってくれた。その人は毎日のように「俺はもうすぐ死ぬと言われてる。でも、君が結婚するまでは生きようと思ってる。」といってくれた。その人に、18歳まで育てられて、その人は死んだ。私はどこか仕事に就かなければと必死で、バイトを掛け持ちして、お金を貯めた。私はそのお金で大学に行って、1番いい成績で卒業、大学教授になった。24という若さで大学教授になった私は尊敬されることも、なぜあんな若造がと罵られることもあった。そして3年後、グルッペンに引き抜かれたんだ。「俺の元へ来ないか?」と。私はもちろん「はい」と答えた。でも、ここにきてから昔のことが頭に残って完璧じゃないと捨てられる、必要とされないんだと感じるようになった。

「でも、きっと違ったんです。昔の、不自由な私が可愛そうで。あんなに努力して、努力し続けて捨てられたのになんの努力も無しにここにいたら、昔の私が可愛そうで…だから、そう思い込んでただけなんです」

「………」

みなさんは私の話を最後まで静かに聞いてくれた

「私、ここにいられてとても嬉しいんです。居場所が出来て、嬉しいんです」

「そうなんか…」

「だから、これからも皆さんの隣にいても良いですか?」

これは私なりの甘え。私が、ずっと我慢してきたこと。


「居場所がほしい」


「もちろんええで」

「当たり前や!」

ニコニコ答える。あぁ、嬉しい、楽しいってこうでしたね。心が暖かい。同時に、昔の家族への怒り、優しくしてもらえなかった悲しみが襲ってくる。心が、キュッとなる。

「ずっと、ここにいて良いんだゾ」

1番言われたかった言葉。

「ありがとう、ございます。ずっと、ずっと一緒ですよ?約束です」

「あぁ、約束する。お前を2度と、独りにさせない。」

これはある国の、ある幹部の完璧でいたい蝶のお話。彼を引っ張っていた足かせは取れた。羽は伸びた。きっと彼は、綺麗に羽ばたくだろう。仲間と共に

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