家に帰ってきた私は、退院する前に言われたことを思い出していた。
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薬は毎日飲めと言われたけど、薬代さえも無駄にはできない。
やばい時にのもう…
そう決めた私だけど、じぶんでもわかってる。
常に体調が良くない…
考え事をしていて気が付かなかった
私は、ドアを開けた
ドアを閉め用にも、靴を中に入れられて閉められない。
強い力でドアをこじ開けられて、なかにはいられた。
そう言いながら、棚や引き出しを漁るお父さん
眉間にシワを寄せたお父さんが詰め寄ってくる。
拓斗は押し入れの中に隠した。
胸ぐらを掴まれ、怒鳴られる
バシン!
私が叫ぶと、お父さんは私の首をギリギリと締め出した。
そう言って私を投げ捨て、出ていった。
帰り際に、こう呟いて…
その日から、拓斗を親戚に預けてバイトをいつもの倍にした。
親戚は嫌な顔をしていたけど、家に1人で拓斗を置いておくわけには行かないから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。