第35話

強がって、戸惑って
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2020/04/23 22:46
西畑side(·········もう言葉がないです。)



とーまとサヨナラしてから、数ヶ月。


また、別れをしなければならなかった。





あなたはとーまの時よりもっとショックを受けていた。


そりゃそうかもしれない。


ずっとお兄ちゃんとして慕ってきた紫耀といつもツンツンしてたけど側におってくれる廉と離れ離れになるのだから。
沖田〇〇
········もう、無理。いや。メンタル持たへん。どーしよ、こーちゃん。
そうやって気力のない言葉でじーこに抱きつきにいった。
向井康ニ
よしよし。小さい体でがんばった。ちょっとここで休んどり。
そう優しくあなたに声をかけ、優しく抱きしめていた。



その姿を見ていた2人は悔しそうに寂しく涙を流していた。



その時の俺と流星は何もすることができなかった。



この状況を理解するのもやっとのことだったから。


俺らで無理やからあなたもそりゃ無理やろ。



そう思っていた時だった。
沖田〇〇
なぁ、、、何、泣いとんねん。
ダッさ。男のくせに。よっわ笑笑
それでも、東京で活動できるんか?関西の勢いこのまま保てるんか?
そんなんで!!!·······ジャニーズの····アイドルとして、、、関西のトップとして、、、。

あなたは2人が泣いてるのを気に食わなかったのか。



それともこの別れを無駄にしないためなのか、



2人を応援するためなのか、




必ず追いつき、追い抜くためなのか。





泣きながらだったけど言葉には重みがあり、




その姿には気迫があった。
沖田〇〇
活躍できるんか!!!!!

その言葉で締めくくったあなたの話は




この2人を燃えさせた。
永瀬廉
なら、あなた、お前は、、、俺らの跡を継いでいけるんやな?
頼らずに独りでその小さな背中と体で何もかもを背負って、素直にならんと、努力しとって、、、、時々オーバーヒートして、、心配ばっかりさせたあなたは、、、、、
ホンマに俺らの跡を継いでいけるんか?
沖田〇〇
いけるし、、、馬鹿にせんといて。
これでも強いんやから。
永瀬廉
そーやって、、また、、強がって。
沖田〇〇
··········
平野紫耀
なぁ、あなた。俺らおらんくても大丈夫やんな。
心配せんでもまた、、、、ココ・・に戻ってくれるんやろ?、、、、俺の、、。
隣に。

あなたはそう紫耀から言われ、




少し戸惑った。







自分の答えに自信がついたみたい。




そして放った言葉は





あなたらしい答えだった。





でもその答えは·······





今となっちゃ







遠く離れた存在となって






どこかに消えていった。

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