※ここからはあなたside
そういえば、歌詞書かないと。
起きてすぐ、そう思った。
今は朝の11:00
帰ってきたのも覚えてないし。
あ、今日offでよかったわ。
あれ?なんで泣いてるんだ?
なんか関西の時の、、、
夢みてたっけ。
そーいえば、あーゆーこともあったっけ。
もう、あの時のことなんて覚えてない。
って言ったら嘘になるかな。笑
覚えてる。だけど、思い出したくないこと。
あんなのただの1つの劇でしかない。
演じてたの。天使っていう役をね。
嘘ついてた。みんなに。ファンに。
たくさんの人に。
ほら、さっきだって嘘ついたもん。
つきすぎて、もう、後戻りなんてできっこない。
だから、今でもみんなに嘘つきっぱなし。
嘘つくことになれるともう、どんな気持ちも、感情もなくなる。
だって気持ちにも感情にも嘘をついてるから。
そう独り言を言って、
紙とペン、そしてスマホを持って
机に向かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。