第13話

第1章【ちびテルズ】第十三話
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2023/08/12 22:49
スマイルが戻って3日経った日の朝、特に推理には進展もなく、この生活にも少し慣れてきたところだった。NakamuとBroooockは少し成長し、だいたい5、6歳くらいの見た目になっていた。
いつものようにきりやんは朝早く起き、朝食を作り、みんなを起こし、朝食を食べ、そしてスマイルが戻ったことによって人手が増えたため、仕事に行くようになった。
〈きりやん視点〉
会社
きりやん
きりやん
おはようございます
会社に着き、挨拶をすると、爽やかな年上の男性、会社の上司が挨拶を返してくれる。
上司
上司
あぁ、おはよう、きりやん君
きりやん
きりやん
お久しぶりです、休んでる間迷惑かけました💦
上司
上司
いやいや、友達が大変なんだろう?そっちを優先してくれても構わないのに…
上司や同僚達には「友達が病気だ」と伝えている。流石に小さくなった、なんて言っても信じてはくれないだろうし、遠回しに伝えているが、上司がめっちゃ心配してくれて…なんか罪悪感がすごい!!!
きりやん
きりやん
いえいえ、人手が増えたので大丈夫です💦
上司
上司
そうかい?
きりやん
きりやん
あ、でもその人が仕事の時はまた休みもらってもいいですか?
上司
上司
うんうん、全然大丈夫だよ!早く治るといいね
きりやん
きりやん
ありがとうございます!また迷惑かけます、すみません…💦
上司がめちゃ優しいんだよな…この会社入ってよかったわ…
よし、溜まってるやつ終わらすぞ…





〈not視点〉
きんとき
きんとき
Nakamu、Broooock起こしてくれる?
Nakamu
Nakamu
はーい
きんときに言われ、未だ起きてなかったBroooockをNakamuが起しに行く。
Nakamu
Nakamu
Broooock、起きて〜
耳元で叫ばれながら体を揺さぶられ、流石のBroooockも起きる。
Broooock
Broooock
う"ぅ"っ…
Nakamu
Nakamu
起きた?
Broooock
Broooock
いや流石に起きるでしょ…なんか耳痛いんですけどぉ?
Nakamu
Nakamu
ごめんごめんw
Nakamu
Nakamu
リビング行こっか
Broooock
Broooock
うん…
Nakamuがまだ少し眠そうなBroooockの手を引いてリビングに向かおうとしていた。
が、
Nakamu
Nakamu
ん?Broooock?
NakamuがBroooockの手に力が篭っていることに気づく。
Nakamu
Nakamu
どしたの?
Nakamuが後ろを振り返ると、Broooockが少し苦しそうな顔をして座り込む。
Nakamu
Nakamu
え?Broooock?大丈夫?
Broooock
Broooock
ごめ、ちょっと…お腹…痛い…
廊下の真ん中にうずくまって、今にも泣きそうな苦しそうな声で答える。
Nakamu
Nakamu
きっ、きんとき!スマイル!ぶるっ…Broooockがっ!
どうすればいいのか分からず、とりあえず2人を呼ぶと、すぐに飛んできてくれた。
きんとき
きんとき
どうしたのっ…って…え?
スマイル
スマイル
Broooock!?
Nakamu
Nakamu
Broooockがっなんかっ…急に倒れてっ…
目の前で倒れているBroooockを見て、2人もパニックに陥ってしまう。
6人の中で医療に通じているのはきりやんとシャークんだけで、きりやんは仕事に行っており、シャークんは話せる状態でもない。
きんとき
きんとき
とりあえずっ…救急車っ…

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