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第1話

ごく普通の幼馴染 「さく編」
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2019/08/28 12:02
蒼井 さく
蒼井 さく
俺の名前は、蒼井あおいさく。16歳。
高校にも、慣れてきて今は、夏休み
が終わる8月終わり頃だ。

俺には、最近少し変わった感情が
芽生え始めた気がする。
それは、幼馴染の彩奈さなのことだ。


それは夏休みの、とある土曜日に
起こった、こんな会話から始まった。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
さく、今日の夕方、空いてる?
よかったら、僕と花火大会行かないか?
じいちゃんの知り合いが、屋台だした
から食べに来いって、うるさくてな
蒼井 さく
蒼井 さく
空いてるけど、俺なんかで
いいのか?
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
べつに、誰だっていいだろ?
僕は、友達が少ないんでな、しょうが
ないから、誘ってみた。

実を、いうと俺は、子供の時から
家が隣同士の赤坂あかさか彩奈さなことが、好きだった。



当時の俺は、幼くて、恋とか愛とかピン
とくるような歳では、なかったわけだか
今の俺は違う!しかし、彩奈さなときたら、
見た目は、可愛く大人びた印象なのに


中身は、子供のままというか、言葉
使いは、僕なんて言って、男の子みたい
だし、言葉使いも、なんていうか・・・


だけど、俺は、あきらめない!
いつか、彩奈に俺の気持ちに、気づいて
ほしい・・・


これが、最近変わった、俺の感情。
好きという気持ちを、彩奈に
気づいてほしいと思うようになった。




夕方になり、俺は、彩奈の家の玄関の
インターホンを、鳴らした。


ピンポーン
蒼井 さく
蒼井 さく
財布は、持ったし、あとは・・・
ガチャリと、玄関のドアが
開いた。そこに立っていたのは
浴衣姿の幼馴染の姿だった。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
おまたせ、これ、母さんの
浴衣なんだぞ?えっへん
蒼井 さく
蒼井 さく
なんというか
蒼井 さく
蒼井 さく
すごく、似合って
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
えっ
俺は、彩奈から、顔をそらしながら
蒼井 さく
蒼井 さく
早く、行くぞ!
こむと、いやだからな
と、言った。
やばい、今、俺の顔が赤い。
早く、もどれ、俺の顔!!
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
そうだな!うん、急ごう
パタパタ

浴衣姿の幼馴染と、早歩きの俺は
2人で、夏祭り向かった。





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