第26話

休日の雨 「さく編」
42
2019/09/15 10:08
今日は、休日。

弟の夏樹は、少年サッカーの大会が
あるとかで、2日は帰ってこない・・・

しかも、父さんと母さんは
応援に一緒に行ってるから

今回俺は、1人でゆうがに
休日を楽しもうってわけだ。
蒼井 さく
蒼井 さく
ふあっ〜
いくら、家に誰もいないからと
いって、お昼までがっつり寝るなんて

少し、なまけすぎだな・・・
蒼井 さく
蒼井 さく
昼飯、何食おう・・・
窓をながめると、彩奈さな
家の前にタクシーが、とまっていた。
蒼井 さく
蒼井 さく
どこかに行くのかな?
その後、家から出てきたのは
彩奈のおばさん1人だった。

水色のドレス型ワンピースを
着ている。あれじゃまるで
結婚式にでも行く格好じゃないか・・・
蒼井 さく
蒼井 さく
彩奈と俺の・・・そんなわけないな
蒼井 さく
蒼井 さく
親戚とかだろ
彩奈が、出てくる様子はなく
おばさん1人だけが、行くらしい。

つまり、彩奈も俺と同じ留守番組みって、
わけか
蒼井 さく
蒼井 さく
カップラーメン作ろっと
俺は、一階に降り、台所に向かうと
お湯を沸かした。
蒼井 さく
蒼井 さく
夏樹、今頃試合勝ってるかな?
お湯を沸かしてる間、ソファで
スマホでも見ながら、暇をつぶす。
ゴロゴロ
雷の音が、聞こえた気がした。

そんなに大きな音では、なかったので
俺は気にせず、過ごすことにした。
蒼井 さく
蒼井 さく
あ、お湯沸いた♫
その後は、カップラーメンを
食べたり、テレビを見ながら
過ごしていた。
ザーーー
雨が、降り始め、天候が悪く
なってきた。

天気予報でも、今日は雨が強くなる
と、言っていたので、そんなに
心配は、しない。
夕方になり、雨がますます
強くなる。

雷が、かなり近くで鳴っている
音がする。

蒼井 さく
蒼井 さく
彩奈、1人で大丈夫かな?
蒼井 さく
蒼井 さく
あいつ、雷とか苦手だったっけ
蒼井 さく
蒼井 さく
まあ、すぐに、おさまるだろう
俺は、心配しても仕方ないと思い、
まだ5時過ぎだが、早めに
風呂に入って寝ようと思った。
シャーーーー
シャワーを、浴び、風呂場を
出る。

タオルで、体を拭いていると

ドン!ドン!ドン!

俺の家の扉を、誰かが叩いてる
音がする・・・

俺は、ゴクンと、唾を飲み
風呂上がり姿のまま、そっと
扉を開ける・・・
蒼井 さく
蒼井 さく
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
さくぅぅぅぅ!!
ずぶ濡れの彩奈が、泣きながら
立っていた。
蒼井 さく
蒼井 さく
おい?どうした
バチバチバチーーーーン
今までに、聞いたことがないような
雷の落下する音がした・・・

そして、次の瞬間

バチんと、ブレッカーが落ち、
俺たちの家の周りが、全て
停電してしまった。

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