第14話

チケット 「彩奈編」
68
2019/09/08 03:48
ピピピピピピピピピッ

部屋の中で、目覚ましが、鳴り響く。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
んん
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
朝・・・か?
僕は、ベットの上で、たいせいを
変えると、うーんと腕を伸ばした。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
昨日のことは・・・夢なのだろうか
僕は、昨日幼馴染だった、さくに
生まれて初めて告白をされた。

それが、現実だったのか夢だったのか
今は、わからない・・・
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
僕は僕で、さくは、さく・・・
変わらないはずなのに・・・
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ああああ!思い出すと
なんか、ドキドキする・・・
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
彩奈さな〜!起きたなら、
ちゃんと朝ごはん食べなさーい!
お母さんの声が、台所から
聞こえる。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ふわ〜
今日は、休日なので、僕は
パジャマのまま一階に降りる。
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
うふふ
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
お母さん、何笑ってるんだ?
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
いや、なんでもないわ
僕は、お母さんを気にしながら、
パンを焼き、バターを塗る。
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
あっ、そうそう、お母さんね、
知り合いの人に、遊園地のチケットを
もらったのよ。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
へえー、遊園地か
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
よかったら、さく君でも
誘って行ってみたら?
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ブーーーーー
僕は、飲みかけの牛乳を
吹き出すと、ゲホゲホと、むせった。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
えっ?あっ、さく?
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
多分、忙しいんじゃないかな?
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ほらっ?いろいろ、さくにも、
用事が、あるだろうし・・・
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
何言ってるのよ?
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
告白されたぐらいで、そんなんじゃ、
この先やって、いけないわよ?
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
な、何を言ってるのかな?
僕は、その、恋愛なんてことに
どうようしてるわけじゃないぞ?
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
まあ、いいわ
彩奈のお母さん
彩奈のお母さん
このチケット今日まで、だから
行くか、行かないかは、好きにしなさい
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ああ!わかった。そう、させてもらう
僕は、朝ごはんを食べ終わると、
歯を磨き、顔を洗って、自分の部屋に
戻った。
ドスンっと、ベットにダイブする。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
遊園地は、行きたい・・・
でも、さくとは、行きたくない・・・
いや、本当は、さくと行きたいのだが、
昨日が昨日だけに、気まずいと
いうか・・・どう声かけを、していいか
まよってしまう・・・
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
うううう
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
だったら、さくと2人で行かなければ
いいんだ!
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ナイスアイディア!僕
数時間後・・・・
蒼井 さく
蒼井 さく
あのさ・・・彩奈さな
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
ん?
蒼井 さく
蒼井 さく
遊園地に誘ってくれたのは、
すげえうれしいんだけど・・・
蒼井 さく
蒼井 さく
なんで、コイツもいるわけ!?
蒼井 夏樹
蒼井 夏樹
彩奈さなが、どうしてもって、
言うから来てやったんだろ!
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
すまないな、夏樹。礼を言う
蒼井 夏樹
蒼井 夏樹
まあ、いいってことよ!
蒼井 さく
蒼井 さく
俺は、全然よくないんですけど・・・
蒼井 夏樹
蒼井 夏樹
兄ちゃんと、2人きりは、
嫌だってことだろ?二ヒヒ
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
オホン
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
まあ、まあ、落ち着いてくれ
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
僕たちの目的は、この遊園地を
純粋に楽しむことにある!
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
2人より、3人の方が、楽しいと
思って、夏樹を誘ったんだ!
僕は、今、うそをついている。


夏樹を誘ったのは、さくと2人きり
だと、緊張して、いれないから

来てもらった。

ああ、夏樹には、悪いことを
しているのだろうか?

でも、遊園地のチケットは、3枚あったから、
これはこれで、よしとしようじゃないか。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
さあ、今日はたくさん遊ぶぞ!
蒼井 夏樹
蒼井 夏樹
わーい!
蒼井 さく
蒼井 さく
まあ、そうだな
僕たち3人は、遊園地で、乗る
アトラクションを決めるため、
歩き出した。

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