現在の時刻は、夜の11時。
停電しているので、クーラーは、使え
ない。
少々蒸し暑い気もするが、窓を開ける
などして空気の通りを、よくする。
彩奈は、ピョンとジャンプ
して、俺のベットに寝転がった。
彩奈は、
と言って、窓際に体を向け、
眠むる。
俺も、自分の部屋の床で、ゴロリと
寝ころがり、眠ろうとした。
数分後・・・彩奈は、眠ってしまったのか、
スースーと、小さな寝息が聞こえた。
眠れない、眠れるハズがないんだ。
無駄に緊張している、俺とは
真逆にすっかり眠りについた彩奈。
俺は、1回体をうーんと、伸ばして
横になった。
次に起きたのは、朝の3時頃だ。
なぜ、目が覚めたかというと、体が
やけに思いんだ、まるで何かが
乗っかっているように・・・
目を、ぼんやり開けると、俺の体の
上に彩奈の右足がドーンと、乗っかって
いたのだ。
俺は、慌てて彩奈を持ち上げ
ベッドに戻す
彩奈は、起きる様子もなく、スヤスヤ
眠っている。
俺は、しばらく彩奈が、眠っている
横顔をながめていた。
彩奈は、う〜んと寝返りをすると、
かけてあった、布団をバンと、
足で蹴った。
服がめくれて、脇腹のあたりが
見える・・・
俺は、一瞬固まったが、彩奈の服を
グイッと引っ張って、直した。
そして、腹にだけ布団を、かけ直し
スタスタと、一階に降りていった。
俺は、心臓がドクドクうるさかったが、
気にせずソファーで、寝ることにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。