第29話

寝る 「さく編」
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2019/09/16 01:12
蒼井 さく
蒼井 さく
じゃあ、そろそろ寝よう
現在の時刻は、夜の11時。
停電しているので、クーラーは、使え
ない。

少々蒸し暑い気もするが、窓を開ける
などして空気の通りを、よくする。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
僕が、さくのベット使っちゃって
いいのか?
蒼井 さく
蒼井 さく
いいよ、俺は床で座布団ひいて
寝るから
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
じゃあ、遠慮なく・・・
彩奈さなは、ピョンとジャンプ
して、俺のベットに寝転がった。
蒼井 さく
蒼井 さく
いちいち、飛び跳ねるなよ?
ホコリがたつだろ?
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
細かいことは、気にするな
蒼井 さく
蒼井 さく
俺が、気にするの
彩奈は、
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
おやすみ
と言って、窓際に体を向け、
眠むる。
蒼井 さく
蒼井 さく
ああ、おやすみ
俺も、自分の部屋の床で、ゴロリと
寝ころがり、眠ろうとした。
数分後・・・彩奈は、眠ってしまったのか、
スースーと、小さな寝息が聞こえた。
蒼井 さく
蒼井 さく
・・・
眠れない、眠れるハズがないんだ。

無駄に緊張している、俺とは
真逆にすっかり眠りについた彩奈。
蒼井 さく
蒼井 さく
お前の、そういうとこ、うらやましいよ
俺は、1回体をうーんと、伸ばして
横になった。
次に起きたのは、朝の3時頃だ。

なぜ、目が覚めたかというと、体が
やけに思いんだ、まるで何かが
乗っかっているように・・・
蒼井 さく
蒼井 さく
ん?
目を、ぼんやり開けると、俺の体の
上に彩奈の右足がドーンと、乗っかって
いたのだ。
蒼井 さく
蒼井 さく
おわっ!
俺は、慌てて彩奈を持ち上げ
ベッドに戻す
蒼井 さく
蒼井 さく
そういえば、コイツ、寝相が悪かった
んだった・・・
彩奈は、起きる様子もなく、スヤスヤ
眠っている。

俺は、しばらく彩奈が、眠っている
横顔をながめていた。
赤坂 彩奈
赤坂 彩奈
スースー
蒼井 さく
蒼井 さく
プッ、変な顔
彩奈は、う〜んと寝返りをすると、
かけてあった、布団をバンと、
足で蹴った。
蒼井 さく
蒼井 さく
服がめくれて、脇腹のあたりが
見える・・・

俺は、一瞬固まったが、彩奈の服を
グイッと引っ張って、直した。

そして、腹にだけ布団を、かけ直し
スタスタと、一階に降りていった。

蒼井 さく
蒼井 さく
ダメだ、あんな場所には、いられない
俺は、心臓がドクドクうるさかったが、
気にせずソファーで、寝ることにした。

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