俺は、2週間後・・・
退院することが、できた。
家の、前に着き、最初に出迎えて
くれたのは、彩奈だった。
俺は、家族に荷物を、預け
久しぶりに外に出たから、
彩奈と散歩することにした。
俺は、腕をグイッとあげて
見せた。
今日は、晴れていて、風があり
とても気持ちが良かった。
公園まで来ると、ブランコに
乗りながら、いろいろしゃべった。
俺は、彩奈の頭をポンと、なでる
風が、そよそよと吹いた。
俺は、彩奈に、問いかける
俺は、少し安心した。
じっさい、俺は、平凡なんだよ。
特別かっこいいわけでも、特技が
あるわけでも、頭がいいわけでもない。
でも、そんな俺でもできることは、
あると思うんだ。
彩奈は、ワタワタと、手を振り回しながら
顔を赤くしている。
ニイっと、笑う俺
照れている彩奈を、ギュウッと俺は
抱きしめる。
その日、俺と彩奈は、いつか
結婚することを誓った。
そう遠くない未来、彩奈は、本当に
白いドレスを着ることになるとは、
この時は、まだ知らないのであった。
終わり
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。