あなた side only
なんであの時
気づかなかったんだろう
あなたの“変化”に
過去”
JM『あなた、あのさ…』
あなた『ん?』
JM『俺って、ちゃんとあなたを守れてるのかな』
あなた『なに、急にㅋㅋ』
JM『ごめんね、こんな俺なんかが彼氏で』
そう言ってジミンはいきなり泣きだした
あなた『え、ちょ、ジミン…?』
JM『きっと俺なんてこの世に必要ないんだよ(泣』
JM『あなたもどうせ俺なんか嫌いなんだろ?(泣』
あなた『もぉ、泣かないのー』
あなた『私の知ってるジミンさんは』
あなた『こんな弱虫じゃないですよーㅋㅋ』
もしかしたら
あの時の私の言葉も
ジミンにとっては
苦痛だったのかもしれない
prrrrrrrprrrrrrr
あなた『もしもし…?』
??『明洞総合病院です』
あなた『病院……ですか』
病院『ジミンさんの彼女さんで間違いないですか?』
あなた『そうですけど…』
嫌な予感がする
病院『今すぐ、病院に来てください』
あなた『わ、分かりました』
私はとにかく走った
何だか
ジミンが離れていってしまう気がして
怖かった
あなた『ジミン…?』
私が病室に着くと
ジミンは眠っていた
病院『ジミンさんは、先程交通事故に合われました』
病院『もう、この病院に着いた時は意識がなく』
病院『お亡くなりになられました』
その先生の声は
あまりにも冷たかった
あなた『…ジミン……ジミン!!』
私は泣き叫んだ
もう、帰ってこないとわかっているのに
あとから聞いた話だが
ジミンはうつ病だったらしい
精神状態が不安定で
相当、苦しかったはずだと
先生は言っていた
何故私は
彼氏がそんな状態だったのに
気づいてあげれなかったんだろう______
ジミンはアイドルだった
世界的に有名で
今思えば
相当、疲れていたはずだ
それなのに私は
いつもジミンに甘えて
全然、ジミンの事考えてなかった
ねぇ、ジミン
1度でいいから戻ってきて
そして、謝らせてほしい
そんな後悔しても
もう遅いのに________
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。