『あなた、今日も俺ん家な。』
「う、うん。」
私たちは毎日と言っていいほど、ヤっている。
(もう、毎日発情期なんかな、このライオン。)
放課後、いつもテヒョンの家へ行っている。
テヒョンの両親は共働きだから、夜遅くまで帰ってこない。
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玄関
「おじゃまします」
『ねぇ、あなた』
「なに??」
『今日、生でヤろ?』
「えっ?」
私たちは今まで、生でしたことは無い。
『だめ?』『いいでしょぉ~』『1回だけっ!』
「そんなこと言っても...」
私は妊娠するのが怖い。今まできちんとテヒョンに言ってきた。それなのに今日は...
『まぁ、とりあえず、2階行こ!(*´罒`*)ニヒヒ♥』
「生ではしないよ?ね?」
『えー』
「私が妊娠してもいいの?」
『もし妊娠したら子供絶対かわいいね♡』
「そうじゃなくてさ~」
『...?』
「まだ、育てられない歳だから、ちゃーんとゴムっ!!!!」
『はっい』
((あなたちゃん、きちんとしてますねぇ))
それなのに
結局ぅー⤴︎
しつこく
生でシよって言われて
負けたあなたちゃんでした...。
2人は味わったことの無い快感を得たのであった。
「テヒョン、これからはゴムして。」
『はぁい!!!』
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。