これは、まだ私が幼稚園になってまもない頃のことでした__
がァァァァァァァ…ごロズぅぅぅぅぅ!
こっちだァァァァァァ!殺れぇぇぇぇ!
クックコレで終わりだァァァ双葉一族よぉぉぉ!
っと叫ぶ呪霊と何者かの人間。
お母様とお父様が戦っている。
式神もだ。そしてメイドも。
次々と殺されていく。部屋中が血だらけだ。
ついにはお母様とお父様はいなくなっていた。
私は何となくあの時察してしまった。
と。そしてこれがまるで初めてではないと感じてしまった。
なんでだろう。
『_____!願い!お願いしますッッッ!この子達だけはッッッ!殺さないでくださいッッッ!__』
あれ…。なんだろう。私の知らない記憶?……違う。これは……………。
? よっと。
誰だッッッ!
? あ?呪術師だけど?
何!?お前らッ引くぞッッッ!!
? させねぇよ。ザシュッ
ガバッ バタッ
? 悟。流石にやりすぎだと思うよ。
誰だろう。この人達。
優しそうな人達だな…。
これが私達の出会い___
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!