そう、迎えてくれたのは俺の幼馴染達。
俺の名前は浦田 渉。
一応「Fighter」っていう分類なんだけど、
御立派な世でいう「殺し屋」ってやつ。
無差別に殺すんじゃなくて、ちゃんと理由があって殺す。
幼少期はすげー嫌だったけど、
そういう家系だからしょうがないのかもね。
Fighterって言うのは、
この世界に君臨した「Nuisance」っていう…簡単に言えば邪魔者。
そいつらを戦って消滅させるのが仕事。
ただ、Nuisanceも厄介もので、
Nuisanceに触れてしまうと
呪いが掛かる可能性が大いにある。
その呪いも実にめんどーでね…。
呪いも5段階あるんだけど、
1段階目で体調不良を訴える。
2段階目で視力が薄れ消えていく。
3段階目で筋肉の動きが無くなる。
4段階目で理性を失っていく。
5段階目で理性が消え、Nuisanceと化し、人々を襲う。
だから、5段階目までに目的を消すのが俺らの仕事って訳。
そう、俺らはそんな感情持ち合わせては行けない。
そういうもんだから…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。